アリスの本だな

2006年10月15日

アリスの本だな 目次

読んだ本やオススメの本、読んでみたい本などの目次です。

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                                (2009.1.07 現在)  

Icon_44_1蒼井上鷹 さん

Icon_44_1有川浩 さん

Icon_44_1伊坂幸太郎 さん

Icon_44_1石持浅海 さん

Icon_44_1

井上尚登 さん

Icon_44_1宇江佐真理 さん

Icon_44_1大崎梢 さん

Icon_44_1加藤実秋 さん

Icon_44_1加納朋子 さん

Icon_44_1北森鴻 さん

Icon_44_1倉知淳 さん

Icon_44_1黒野伸一 さん

Icon_44_1近藤史恵 さん 

Icon_44_1坂木司 さん

Icon_44_1重松清さん 

Icon_44_1篠田真由美さん

Icon_44_1小路幸也さん 

Icon_44_1菅浩江 さん

Icon_44_1図子慧 さん

Icon_44_1瀬尾まいこさん 

Icon_44_1野中柊 さん

Icon_44_1西沢 保彦 さん

Icon_44_1東直子さん 

Icon_44_1藤野恵美 さん

Icon_44_1水野敬也 さん 

Icon_44_1森博嗣 さん

Icon_44_1

森見登美彦さん

Icon_44_1山田詠美さん 

Icon_44_1唯川恵 さん

Icon_44_1米沢穂信 さん

Icon_44_1マイク ミュレイン氏

Icon_44_1児童書 編

Icon_44_1ファンタジー 編 

Icon_44_1

実用書 編

Icon_44_1自転車関連 編 

Icon_44_1ノンフィクション 編

Icon_44_1マンガ 編

Icon_44_1その他

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2006年10月27日

『霧のむこうのふしぎな町』

本棚の整理をしていて、久々に『霧のむこうのふしぎな町』を読みました。

 (『霧のむこうのふしぎな町』表紙)

私は、今までに2回引越しをして、そのたびに、本の整理をしてきました。図書館に寄贈したり、古本屋さんで買ってもらったり・・・。いずれにしても、本を購入するときは、気に入って買っているので、整理するのは、ものすごくつらい作業です。で、そんな中、何故かこの本は手放しがたく、今もあります。

この本は、児童書なので、字も大きいし、ひらがながいっぱいです。なのに、手元残る理由・・・それはやっぱり、何度読んでも、どきどきしてしまうからでしょう。

別に、主人公のリナが、ものすごい冒険をするわけではなく、簡単にまとめると、ただ、夏休みのできごとが書かれているだけです。だけど、そのできごとのひとつひとつのエピソードが良いのです。<霧の谷>に滞在するからこそ、最高に素敵な夏休みとなっているのです。

小説を読むときは、感情移入して読むことが多いので、その世界の建物や風景など、ものすごーく鮮明にイメージして、その世界にどっぷりと入り込みます。なので、私の頭の中では、しゃれた6軒の洋館が建つ小さな町や共同の畑など、<霧の谷>は、まるで実在しているように鮮明です。また当然、登場人物もリアルに存在しています。

だから、読むたびに、ピエロの柄のついたカサが、欲しくて欲しくて・・・。これを初めて読んだころは、「通りすがりでもいいので、町に行きたい」と、思っていました。そして、今回久々に読んだ後も、むかしと変わりなく、「行きたいなぁ」と、ため息をついてしましました。

ちなみに、一番訪れたいお店は、本屋のナータのところです。そして、トケのつくるおいしいお菓子をほおばりながら、全部の本を読破するまで、いりびたります(笑)。

みなさんは、こどもの頃に読んだ本で、まだ手元に残している大切なものはありますか。たまに読み返してみるのも、良いものですよ。

 

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      霧のむこうのふしぎな町  

Note outline

「霧の谷」の森をぬけて霧の晴れ間でリナが目にしたのは、洋館のたちならぶ、外国のような小さな町でした。ふしぎな町でリナが出会った、ふしぎな力と魅力を秘めた人々とすごす日々を、作者が心から楽しく語る、物語性豊かなファンタジー(背表紙より)。

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2006年11月11日

『骨格美人ヨガ』

ただいま、とってもマズイ状況です。

専業主婦になってからというもの、体重計に乗るたびに体重増加の記録更新です。しかも、運動不足で、肩や背中がハリます。いくら運動嫌いの私でも、さすがにあせってしまいます。

そこで、とりあえず本屋さんで目についた、『骨格美人ヨガ』を買ってみました。ものぐさな私でも継続できそうな内容です。

 

で、さっそく始めてみます。

まずは、「日常生活パターン診断」をして、自分のゆがみを把握します。20項目をひとつずつ、

「とっても当てはまるわ・・・。コレ当てはまらないし~」

などと、ぶつぶつ言いながら、チェックしていきます。で、診断結果は、

The 背骨ななめ体型 ・・・

    • 肩の高さが違う
    • 首が傾く
    • 腕の長さが違う

で、背骨のわん曲が激しくなっている、と出ました。

さらに、自覚症状の有無をチェックして、

  • 背中がこる
  • 肩や首のコリ&ハリ
  • 手・指先が冷える

などなど7項目のうち、自分が自覚している症状に合った、ヨガメニューを決めます。メニューは自覚症状に合わせて30あり、はっきりと自覚症状があるものから、1日3つずつ、1週間分決めます。

そして、始めてみると、これがなかなかキビシイものでした。なんせ、体が硬いので、本の通りのポーズができない有様です。

・・・・・・とりあえず、マズイ状況とはいえ、続かないと意味がないので、力まずのんびりと、少しずつ頑張ろうかと思います。

 

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      骨格美人ヨガ 

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骨格を整え、カラダのお悩みを徹底解消!(表紙カバー折り返し部分より)。 

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2006年11月14日

通読した場所は・・・

『占い師はお昼寝中』

  (『占い師はお昼寝中』表紙)

なんと、この本は、大きな声では言えませんが、立ち読みで読破してしまった本です・・・。

しかも、何回かに分けて読んでしまいました。面白かったのだから、買えばよかったのですが、買うタイミングを外しました。

その経緯は、たまたま待ち合わせをしている時に、この本の表紙に目が留まって手に取り、あらすじを読んで、

「あら、おもしろそう」

と、読み始めてしまったところで、待ち合わせ相手が来たのが、第1ポイント。次に、買おうと、サイフを見たら、お金が入っていなかった点が、第2ポイント。次の待ち合わせの時に、ふとこの本を見たら、自分の読んだところに栞が挟まったままだったのが、第3ポイント。

「全然人気ないのね・・・」

と、思いつつ、

「きっと、今度来たときも、この本ありそう。てことは、私の読んだところに栞をはさんでおいたら、次回もやっぱりそのままかも」

なんて思いつき、実行してしまいました。

この日以降、この本屋さんで、待ち合わせをするたびに、読み進み、そのたびに読んだところで栞を挟み、ついに全部読んでしまったのです。そして、結局購入せず。

イヤなお客さんですよね・・・。

でも、本当に、なかなかおもしろかったですよ。日常のちょっとしたミステリーを解く、安楽椅子探偵の職業が、占い師。しかもちょっと、いえ、かなりアヤシゲです。そして、そのアヤシゲなところが最大の魅力なんだと思います。

 

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 占い師はお昼寝中        

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渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」には、今日も怪現象に頭を悩ますお客さんがやって来る。そんな彼らの相談に応えて占い師が口にするのは、奇妙な霊や妖怪の名前ばかり。それらは全部インチキだが、しかし彼の「ご託宣」はいつも見事に怪異の裏に隠された真実を突く。始終寝ている占い師・辰寅叔父の、心優しき安楽椅子探偵連作集(「Amazon.co.jp」の商品の説明より)。  

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2006年11月20日

甥っ子に贈りたい1冊

『おおきなきがほしい』

大きな木があったら・・・と、願う主人公のかおるくん。その想像力は、春夏秋冬、いずれの季節も、木とともに楽しく過ごせるアイデアでいっぱいです。

 (『おおきなきがほしい』表紙)

読むと、

「ああ、本当にこんな木があると、楽しいだろうな」

って、気持ちになります。

で、ウチにあるこの本って、ちょっと自慢したいくらい、すごいんです。なにがすごいって、「こんな木が欲しい」という、小さい頃の私の夢と希望が、目一杯描きこまれているところです(笑)。 

それこそ、主人公のかおるくんに負けないくらい、いろいろ想像して、「これでもか!」というくらいに、描きこみがされています。しかも、今でも、その時の気持ちをちゃんと覚えていて、何を思って描いたかを、はっきり思い出すことができます。

それにしても、本にらくがきをしたのは、この1冊のようですが、

「本にらくがきしたらダメ!」

と、しからなかった母には、感謝です。おかげで、想像力はばっちりです。

 

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       『おおきなきがほしい』        

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りすや小鳥が住み、見晴台がついている大きな木に登ってみたいとねがう、子どもの夢を描きます(「Amazon.co.jp」の商品説明より)。  

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2006年11月29日

読書の秋には遅いけど・・・

『すべてがFになる』

読書の秋というには、かなり遅いような気がしますが、無性に本を読みたくなって、夫の本棚をあさってしまいました。

出てきたのが、コレ、森博嗣さんの『すべてがFになる』です。4年ほど前に、一度読んだことがありますが、再読です。

一番の読みごたえは、なんといっても、探偵役の犀川創平が、少しずつ事件の真相へ近づいていく点です。コンピュータのことに、あまり詳しくなくてもドキドキして、ページをめくってしまいました。

それから、犀川創平やシリーズのヒロインである西之園萌絵と、天才・真賀田四季の会話にゾクゾクしてしまいます。私は、冒頭の西之園萌絵と真賀田四季の会話のシーンで、すっかりヒロインよりも真賀田四季の方に惹かれてしまいました。

彼女のことばの中で、一番グッときたのが、

「死を恐れている人はいません。死にいたる生を恐れているのよ」

と、いうことばです。

ああ、本当にそうかも・・・って、思いました。
人は、いつかは死ぬことが判っているのに、普通は、「いつ」や「どのようにして」死ぬのか、という肝心な点を知ることができません。でも、生きていく中で、自ら「いつ」や「どのようにして」を決めてしまうことができる、と言う点が、その証拠のように感じます。

きっと、

「我が人生に悔いなし!」

と、いう人生をすごすことができれば、何も恐れるものはないと思います。だから最期は、そう言い残すことができるよう、しっかりと生きたいですね。 

それにしても、始めは、この1冊だけを読もうと思っていたのですが、なんとなく、続きが気になってきて、全部読むことにしました。

あと9冊・・・・・・、結構な量なので、しばらくは退屈しなくてすみそうです。

 

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      すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
  
        

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孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からうえディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場(背表紙より)。

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2006年12月 1日

ただいま、読書継続中。

先日の宣言とおり、森博嗣さんの「創平&萌絵シリーズ」を、ちゃくちゃくと、読み進めています。

前回、読んだときも、止まることなく次々と読みましたが、今回も同じような状況です。きっと、『すべてがFになる』で、ハマッた方は、次々進んでしまう運命なのでしょう。

『冷たい密室と博士たち』

今回のお話は、タイトルとおり、密室を題材にしたものです。
同じ密室でも、『すべてがFになる』の読み応えからすると、すこしだけ物足りないように感じます。
その感想は、前回も今回も同じです。
ひとつだけ気に入っているのは、本筋とはあまり関係ありませんが、犀川先生の講座の助手・国枝桃子のことが、ずいぶん書かれていることです(笑)。

『笑わない数学者』

これも密室。
でも、最初に読んだときに、この密室の事件に関わりのある問題で、「オリオン像が消える」という謎を解くことができました。
おかげで、事件も即解決。あとは、自分の解いた解答があっているかを確かめるために、読み進めました。
あの時は、まったく解答が判らないという状況とは、まったく違ったドキドキで読めて、楽しかったです。

この本の中で、一番気に入った<問題>は、

「円の中心から、円をまたがないで、外にでられるか?」

です。

答えを聞いたときに、目からウロコ。
そういう考えをできる思考ってすごいと思いました。 

さて、あと7冊。まだまだ続きますが、一度読んだミステリィって、ネタが全部判っているんで、つまらないかと思っていました。でも、意外と今回読み返してみて、そうでもないことが判明しました。

そういう発見って、ちょっとしたことですが、うれしいです。

 

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      冷たい密室と博士たち
  
        冷たい密室と博士たち

       笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE 
  
        笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE   

Note outline

『冷たい密室と博士たち』
同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!?人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが…。究極の森ミステリィ第2弾(背表紙より)。
 
『笑わない数学者』
偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され…。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾(背表紙より)。

        

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2006年12月18日

タイトルに惹かれて・・・

『永遠の森 博物館惑星』

基本的に、本は買わないで、図書館で借りてきて読みます。買う場合は、よほど好きな作家さんか、本屋さんで並んでいるときに、ピンときた場合のみになります。

この本は、後者です。
『永遠の森』という、タイトルに惹かれて買いました。

芸術や美術に関連した9つの連作短編集で、主人公は、学芸員。
ひとつひとつの物語は、独立しているけど、何気なく、伏線が張られていて、最後の物語につながっています。キーワードは、ベーゼンドルファー・インペリアルグランド、「九十七鍵の黒天使」と異名をとる1台のピアノ。最初と真ん中にチラチラとその名前がでてきて、ラストの物語「ラヴ・ソング」で、きれいにまとめられています。

美術品などを通して、人と人が、ふれあう優しさやせつなさが、描かれていて、読んだ後に、心地よい気持ちになって、ゆったりします。

そして、美術館や博物館、植物園などに、出かけてみたくなりました。

ただ素直に、「綺麗」を感じるために・・・。

 

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      永遠の森 博物館惑星 
        

Note outline

地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館<アフロディーテ>。そこには全世界のありとあらゆる芸術品が収められ、データベース・コンピュータに直接接続した学芸員たちが、分析鑑定を通して美の追求に勤しんでいた。総合管轄部署の田代孝弘は、日々搬入されるいわく付きの物品に対処するなかで、芸術にこめられた人びとの想いに触れていく・・・。優しさと切なさの名手が描く、美をめぐる9つの物語。(背表紙より)。

 

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2006年12月30日

「恋愛って素敵だなぁ・・・」と思う本

『ラビット病』

今年も、ついに明日で終わりです。
大掃除をちょっと休憩。ついつい目についた本に手が伸びてしまいました。

この本は、友人が貸してくれて読んだ本ですが、読んでものすごく好きになって、自分で買ってしまいました。

9つの短編ですが、お金持ちのわがままな女の子と、そんな女の子の気持ちを丸ごと受け止めることができるくらい、広い心を持った青年の物語です。
読んでいると、本当に愛する人がそばにいる幸せを、改めてかみ締めてしまいます。あたたかい気持ち一杯になります。

今まで山田詠美さんの本を、なんとなく敬遠していましたが、この本を読んで、一気に好きになりました。
もっとも、他の本と、この本とでは、ずいぶん内容に差があります。
だから、私のように、山田詠美さんをなんとなく敬遠していた人にこそ、「読んで欲しいなぁ」と思った1冊です。

もちろん、そんな先入観を持っていない人にも、絶対にオススメです。

 

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      ラビット病 

Note outline

「ゆーりちゃん、ローバちゃん、私たちはうさぎー」。あのふわふわと柔らかいうさぎのように、いつもくっついているゆりとロバート。なんだか、そのうち、ひとつになってしまいそう。ふたりの胸は、息もつけないくらい、恋しい気持ちでいっぱい。キュートなわがまま娘と涙腺のゆるい純情青年の恋は、愛のせつなさにオロオロ、ドタバタし、周囲を圧倒しながらも、ほんわかムードなのだ(背表紙より)。

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2007年1月 4日

シリーズの続き

『詩的私的ジャック』

夫の会社は、今日が仕事始めです。
あっという間に、お正月休みが終わってしまいましたが、寝起きするリズムを狂わせてしまったので、今朝、起きるのが結構辛かったです。
それでも、午前中に、いつものリズムで、掃除や洗濯をすませてしまって、午後からは読書タイム。
昨年、読んでいた森博嗣さんのシリーズの続きを読みました。

今回の事件も密室ですが、事件だけでなく、ヒロイン・萌絵の心の揺れなんかも、描かれていて、興味深いです。
その中でも、萌絵と、犀川先生の助手・国枝桃子とのやりとりが、素敵です。

犀川先生が、中国へ出張している間に悩む萌絵に、

「じゃあ、中国まで行ったら」

と、アドバイスする国枝桃子。自分なら行く、と宣言するところが、カッコイイです。

ちなみに、事件の方は、犀川先生が、あいかわらず鮮やかに解いています。

  

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       詩的私的ジャック
  
        詩的私的ジャック

Note outline

『詩的私的ジャック』
大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する(背表紙より)。

 
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2007年1月28日

知識は意外なところから

紅茶の国の王子さまが、呼び出されて始まる物語のマンガがあります。
そのタイトルは、ずばり、『紅茶王子』です。

気に入っているので、文庫本サイズになってから、発売日ごとに買っていますが、その紅茶の王子さまの住んでいる国の名前が、<カメリア・シネンシス>。読んだ時には、特にはピンとこなかったことばですが、昨日の新聞で、「べにふうき」の記事を見て、それからネットで関連するページを探していて、びっくりです。

<カメリアシネンシス>とは、なんと「べにふうき」の学名だそうです。

思わず、

「へ~」

と、思ったできごとでした。

 

Icon_58_5 後日談

うれしそうに、「へ~」なんて、思って記事を書きましたが、なんと、勝手に読み間違えていたことが判明・・・・。
紅茶の国の名前は、<カメリス・シネンシア>です。一方、「べにふうき」は、カメリアシネンシスなので、微妙に違います・・・・・。
すっごく、恥ずかしいことしてしまいました・・・・・。
人間の勘違いと思い込みって、コワイです。
今更、記事の削除や、大幅な内容変更もどうかと思ったので、ここで改めて訂正させて頂きます。
こんな勘違いから、作品の紹介をしていますが、もしも興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひぜひ一度ご覧くださいませ。

 

Note book information

  文中の本の詳細は、本のタイトルをクリックしてください。
  「Amazon.co.jp」サイトへご案内します。 

(7巻、8巻は次回3月に発売。その後は、2ヶ月おきに発売で全12巻発行予定)        

Note outline

風早橋学院・お茶会同好会の仲良しメンバー、奈子・そめこ・美佳は、月夜の晩に学校の屋上でお茶会を開いていた。ティーカップに満月を映したとき・・・突然、紅茶の中から小さな王子さまが出現。アッサムとアールグレーと名乗る2人の王子様は、呼び出した人間の願い事を3つかなえるまで、元の世界には戻れないというが??時空を超えたファンタジックラブストーリー。(背表紙より)。

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2007年2月 3日

ちょっと興味アリ

今日は、歯医者さんへ行く日でした。
最近は、終わった後に、梅田で買物してから帰るというのが、パターンになっています。

さて、今日は最初に、夫のリクエストで、堂島アバンザのジュンク堂へ行きました。
夫が、自分の本を見ている間に、プラプラと店内の棚を見ていると、昨日の今日だからか、英語関係の本に目が行きます。
なんとか、少しでも英語への拒否反応が薄くなる方法はないものかと、思いながら棚を見ていると、『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』なるものを発見。パラパラめくっていると、どうやら指南書のような感じです。結構、丁寧に書かれていて、面白そうでした。
でも、その本だけを買ったって意味がありませんし、洋書の『ハリー・ポッター』を買うとしても、あの絵が、イマイチ買う気力をなくさせます。本を買うときは、内容は当然として、カバーや挿絵も重要なポイントだと思うので、そういった意味では、「アレはちょっと・・・・」と言う感じです。
なので、2冊買うと、かなりの投資金額にもなるし、結局購入するまでには、いたりませんでした。

で、そうそうに諦めて、さらにフラフラしていると、洋書コミックフェアやっているのを発見。なにげなく近づくと、あの『のだめカンタービレ』などのマンガの英語版が置いてあるではありませんか。
見本があったので、中を見てみると、当然セリフが英語です。だけど、内容を知っているマンガだと、元のセリフがどんなのか判るので、見てて面白かったです。
でも、こちらも結局購入にはいたらず。何故なら、1巻だけというのも寂しいし、かといって全部購入するだけの余裕はナシ!です。

結局、結構長い時間、本屋さんにいましたが、私は何も購入せず。しかも、疲れたので、お茶をしに行くことにしました。

                        ・・・・・・・<食べ歩き>へ、つづく。

 

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 Nodame Cantabile 1
  
  

 「ハリー・ポッター」Vol.1が英語で楽しく読める本
 
 

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2007年2月18日

『クジラの彼』

女性作家だと思って読んでいたら、男性だった・・・と、いうことがあります。
その作家とは北村薫さんですが、ついさっき、その反対のパターンにあいました。

有川浩さんです。

もちろん、本名にしろ、ペンネームにしろ、男女どちらにもつけられる名前の場合、どちらか悩むところですが、今回は、特別意識することなく、頭から男性だと思っていたので、女性だと判った時に、少し意外な感じがしました。
もっとも、それは、本を読むまでのことで、本を読んだら、プロフィール見る間でもなく、「絶対に女性に違いない!」って、断言できます。
その本とは、『クジラの彼』です。内容は、恋する乙女6人の短編集です。

 クジラの彼の表紙)

 

とくに表題の「クジラの彼」が、とっても良いのです。もちろん他のお話も良いのですが、いずれにせよ男性作家には、こんなお話は書けないに違いないと思います。

ちなみに、この『クジラの彼』ですが、本の書評に載っていて、目についたものです。
タイトルにも惹かれましたが、なんといっても、本の表紙と口絵のイラストがとてもきれいだったので、一目で気に入ってしまいました。ハードカバーでは本を買わない私が、買ってしまうほどのお気に入りです。  

さらに、お話も、ちょっぴり切なかったり、でも、愛しさ一杯・・・・。読んで、心がほんわかと温かくなるお話ばかりです。

とっても甘くて幸せな気持ちになりたいときに、何度でも読みたい一冊です。

 

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  クジラの彼   
 

Note outline

「沈む」んじゃなくて「潜る」。潜水艦とクジラと同じだから。人数あわせのために合コンに呼ばれた聡子。そこで出会った冬原は潜水艦乗りだった。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんな彼とのレンアイには、いつも大きな海が横たわる。恋愛小説作品集(「Amazon.co.jp」商品の説明より)。  

Note memo

北村 薫さんの著書一例 

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2007年3月14日

友人オススメの本

夏に出産予定の友人と久々に電話で話をしていて、最近読んだ本について盛り上がりました。
ちょっと前まで、ツワリで苦しんでいて、本を読むどころではなかったようですが、今はすっかり日常に戻り、急に大きくなったお腹に驚きつつ、読書の日々をおくっているようです。

さて、そんな友人が、薦めてくれた本が、米澤穂信氏の『春期限定いちごタルト事件』。

(『春期限定いちごタルト事件』表紙 

 
タイトルを聞いた時は、

「えぇ !? なにソレ?確かに今イチゴは旬だけど・・・・」

なんて口走ってしまうくらい、ヘンなタイトルです。
でも、

「高校生が事件を解決する話で、北村薫さん的なの~」

ということばに、<Amazon>で本の検索をしたならば、なんと和書のカテゴリーで「タルト」としかキーワードを入れなかったにもかかわらず、一番上にヒットしました。
恐るべし『春季限定いちごタルト事件』。かなり驚きです。

ちなみに、人死にがでない連作短編集だそうですが、本の紹介文などを見る限り、確かに友人が言うようにおもしろそうです。
明日本屋さんに行く予定があるし、ついでにチェックしてきます 
  

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  春期限定いちごタルト事件   
 

Note outline

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし(「Amazon.co.jp」商品説明より)。  

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2007年3月24日

心温まる謎をとく物語

今日は、シトシトとした雨が降っていますが、こんな日は読書にかぎります。

で、もしも今日みたいな日に、推理小説を読む場合、できれば人死にがでない連作短編集の方が良いです。
例えば、加納朋子さんの小説はベストです。

ちなみに、私が、加納朋子さんの本で、一番最初に読んだものは、『ななつのこ』という連作短編集でした。すっかりハマってしまって、続きも購入してしまったくらいです。

  (絵本『ななつのこものがたり 』の表紙)

 
この本の主人公は19歳。ある日、本屋さんで、表紙に惹かれて手に取った1冊の本を購入します。その本のタイトルは『ななつのこ』。はやてという少年の身近で起こる小さな謎をあやめさんという女性が解くお話です。
そのお話を読んだ主人公は、作者にファンレターを出すのですが、この主人公、一風変わっていて、ただのファンレターではなく、自分の身近なところで起こった謎を書き送ったのです。
そして、それがきっかけで、作者と文通のような手紙のやりとりが続くのですが、ただ単にそれだけでは終わらず、7つある物語の最後で、ちょっぴり驚くような種明かしがされます。

物語のひとつひとつのエピソードが、とても温かく、そっと心に残るので、読了後、ほんわかした気持ちになれます。
まさにまさしく、今日みたいな日に読むのに、おすすめな本です。

  

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  『ななつのこ   
 

Note outline

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に実像を浮かび上がらせる内容だった―。こうして始まった手紙の往復が、駒子の賑わしい毎日に新たな彩りを添えていく(背表紙より)。  

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2007年4月20日

島根県は遠いよ

友人Sちゃんが、お昼にやっているメロドラマにハマッたらしく、その原作のコミックまで読破し、さらにその舞台である島根県に「行きたい!」 と、突然言い出しました。

(コミック『砂時計1』の表紙)

なんでも、島根県には、そのコミックの舞台である砂の博物館<仁摩サンドミュージアム>なるものがあって、その博物館に設置された、「砂暦」と名づけられた「一年計砂時計」を見たいそうです。
ちなみに、その砂時計は、1tの砂を1年かけて落とす、世界最大の砂時計だそうです。
<仁摩サンドミュージアム>のホームページを見ると、確かに見に行く価値ありのスケールの大きさです。
もちろん、<仁摩サンドミュージアム>以外にも、島根県には観光名所がたくさんあって、縁結びで有名な出雲大社や琴ケ浜の鳴り砂、足立美術館などなど盛りだくさんです。また、温泉地なら玉造温泉ですね。

島根県かぁ。

結構遠いので、日帰りではいけない距離です。行くとすれば、最低でも1泊2日の旅になると思うのですが、う~む。行ってみたいのはやまやま。でも、今は自転車を買いたいから、ちょーっと無駄使いできないかなぁ(ため息)。
 

Notememo

<仁摩サンドミュージアム>周辺地図のご案内
   

Note

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  『砂時計 1巻   
 

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植草杏、12歳。両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む大悟と知り合い、徐々に自分の居場所を見つけるのだった。しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れて…!? 現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第1巻!! (小学館HPの紹介文より)。  

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2007年6月 1日

ベジタリアン生活も美味しそう

ある日、本屋さんの平積みの台で目にとまった1冊の本は、ウツ病についてのマンガ本『ツレがうつになりまして。』でした。

タイトルもさることながら、そのちょっとヘンなイラストに惹かれて手に取って、思わず「ほ~」とか「ああ」とか言いながら、読んでしまいました。
身近に、ちょっとウツ傾向のある人たちがいると、描かれている内容にとっても思い当たって、それだけに心が痛くなってしまいましたが、少しずつ克服していく様子に思わず拍手したくなるような本です。

さて、その著者が、ウツになった夫である<ツレ>のクッキング本を出していました。
 
専業主夫ツレのプチべジ・クッキング  (『専業主夫ツレのプチベジ・クッキング』表紙)

お野菜料理、特にねぎとじゃがいもの田舎風スープやほうれん草のキッシュなど、とっても素朴で美味しそうな料理のレシピがずらり。
また、私がちょっとウケてしまったエピソード、病気のときに食べるお粥に関する常識に関して、作者・豹々さんとツレの間に大きな溝が横たわっている話などなど。

なかなか、楽しい1冊でした。
   

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2007年6月 6日

夫のツボ

夫は、柴犬が大好きです。
一緒に歩いていて、柴犬が散歩しているのを見ると、すっごくうれしそうな顔をして見ています。

なので、本屋さんに行った時に、

柴犬さんのツボ 漫画と川柳が脳に効く!押せば笑えるイヌごころ  (『柴犬さんのツボ』の表紙)

 
と、いう本をたまたま見つけたので、

「こんな本出てるよ~」

と、夫の携帯に写メールしました。
すると、案の定、仕事が終わってすぐに本屋に走り、しっかり購入した夫。ものすごく、うれしそうな顔をして帰ってきました。

でも、食後に一緒に見てみましたが、この本の面白さは、クヤシイけど、どうやら柴犬を飼った人にしか判らないかも・・・・・。
本を読みながら、

「そうそう!ウチのゴローちゃんも・・・・」

と、飼っていた犬のことを、話す夫を見てそう思いました。

でも、ま。夫が、とっても幸せそうな顔しているし、癒されているようなので良いかな~。
        

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  『柴犬さんのツボ』   

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「まじめな顔して、いとおかし。」地味な笑いを求めるアナタ、ポーカーフェイスの超天然ワールドへようこそ!日本犬マガジンShi-Ba【シーバ】の人気コーナー「漫画でしばせん」と「正しい犬の観察法」に書下ろしをモリモリ加えた陰山直美待望の作品集。慢性疲労にお笑い柴犬療法をオススメします(本の帯 説明文より)。

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2007年6月14日

ようやく読了・・・

『春期限定いちごタルト事件』 

友人から勧められて、どれくらいの時間がたったのでしょーか?
移動図書館を利用するという知恵がついたおかげで、ようやく読むことが叶いました。

 (『春期限定いちごタルト事件』の表紙)

内容は、

  • 羊の着ぐるみ
  • For your eyes only
  • おいしいココアの作り方
  • はらふくるるわざ
  • 狐狼の心

と、いう5つの短編にプロローグとエピローグがついた推理モノの連作短編集です。 

人死になし。高校生活をおくる中で、身近におこったものすごく小さな謎をとくお話ですが、読み始めは、友人が絶賛していたほど、イマイチ乗り切れず・・・・でした。
ところが、ところどころに張られていた伏線が、最終話「狐狼の心」にてドドーンと明らかになるにつれて、

「なかなか・・・・」

と、思わずうなってしまいました。
何しろ、私の中での一番の謎は、目次を見たときに連作短編集なのに、タイトルと同じ話がなかったことだったのですが、それもちゃんと見事に解決してスッキリ。
それに、主人公ふたりがユニークです。
清く慎ましい小市民を目指すなんて、高校生の目標にしてはヘンすぎて、でも、そんなヘンなことを大真面目に実行しようと四苦八苦・試行錯誤してるところが、とってもカワイイのです。

初版は、2004年ということですが、

「続きがでたらよいのに」

と、思うくらいに気に入りました。
あと、タイトルにある、春期限定のいちごタルトですが、どこかに実在する、もしくはモデルがあるなら、ぜひ食べてみたいデス。

 
Icon_58_5追 記 (2007.6.15)

勧めてくれた友人に

「ようやく読んだよ~」 

と、メールしたら、

「続きで、『夏期限定トロピカルパフェ事件』があるから」

と教えてくれました。
タイトルを見る限り、あと、『秋期限定マロングラッセ事件』とか『冬期限定○○事件』とか、『限定クリスマスケーキ事件』とかというタイトル(すべて予想)で、まだまだ続いてくれそうな感じです。早く出るとウレシイですね
  

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  『春期限定いちごタルト事件

Note outline

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし(背表紙より)。

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2007年6月20日

『陽気なギャングの日常と襲撃』

先日借りてきた本6冊の中のうち3冊は、伊坂幸太郎さんの本でしたが、この伊坂幸太郎さんとの出会いは、本ではなく映画からでした。
去年公開された『陽気なギャングが地球を回す』です。
佐藤浩市さん、大沢たかおさん、鈴木京香さん、松田翔太さんたち4人のギャングが銀行強盗をするお話は、ちょっと現実にはありえないけど、とっても楽しいものでした。

さて、今回読んだ本はその続編で、タイトルは『陽気なギャングの日常と襲撃』です。

 (『陽気なギャングの日常と襲撃』表紙)

前作を知らなくても、全然問題なく読めます。
ただ、私は映画を見てしまった後での読書なので、登場人物はすべて映画のキャストでイメージが固定されてしまいました(笑)。

この本、4章だての長編になっていますが、第1章は、『小説NON』に掲載された4つの短編に手を加えて、長編の一部に組み込んでいるそうです。
なので、第1章がギャングたちの日常編。その後の第2章以降が、襲撃編という感じになっています。
そして前作同様、ありえないストーリーですが、微妙に絡み合っている伏線と、とてもテンポの良い展開と、「ソレがしたかったのね!」というようなラストとか、読んでいて本当に楽しめる1冊でした。

ちなみに、残る2冊のうち『アヒルと鴨のコインロッカー』は、読んだ後に、とっても悲しくやるせない気持ちになった本だったし、『グラスホッパー』はあまりにも人死にが多く、かなり気が滅入ったので、紹介は割愛です。
  

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  『陽気なギャングの日常と襲撃』 
  『陽気なギャングが地球を回す
  『アヒルと鴨のコインロッカー
  『グラスホッパー

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人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活(『陽気なギャングの日常と襲撃』の背表紙より)。

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2007年6月22日

『春の魔法のおすそわけ』

前回の移動図書館で借りてきたうちの1冊の本が、なかなか良かったのでご紹介デス。  

 (『春の魔法のおすそわけ』の表紙)

西澤保彦さんの本は、今までに「匠千暁シリーズ」と「神麻嗣子シリーズ」を読んだことがありましたが、シリーズ以外のモノを読むのは初めてでした。
今回は、棚を見ていて、作家名で本に気づいたというよりも、タイトルが気になったから手に取ったという感じです。
<春>ということばと<魔法>ということばに、さらに<おすそわけ>とくると、

「楽しそう」

という予感バリバリです。

で、読んだ感想は、予想通りすっごく楽しいお話でした。
表紙の女性がこの物語の主人公なのですが、その肩にかけている白いセミショルダーバッグを偶然手に入れてから始まる物語の展開は、意外なとろこに広がっていきます。
ちょっぴりおセンチにもなるけど、読んだ後、

「そうだ!頑張れ!頑張ろう!」

という前向きな気持ちになれる本。
そして、40代独身の女性が体験する、不思議なめぐり合わせの一日をドキドキしながら楽しめる本です。
ちなみに、酒豪で時々記憶が飛んでしまう女性には、ちょっとだけイタイかもしれないお話です(笑)。
 

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 『春の魔法のおすそわけ

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ちょっとミステリアスで、あたたかくて、思わず涙する。ヤケな女流作家と謎の青年の不思議な出逢い。あたたかく、美しい再生の朝を女はいつでも、手に入れることができるんです(本書帯の文より)。

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2007年7月 9日

『卵の緒』

昨日は、移動図書館がやって来た日。
さっそく、夏の100冊×3社分のウチの1冊を借りて読みました。

 (『卵の緒』表紙)

瀬尾まいこさんの『卵の緒』ですが、新潮文庫の目録をペラペラと見ていて目にとまったタイトルです。

「卵の緒?卵の殻とヘソの緒の中間くらい?」と思いながら、あらすじを見ると、

僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で生んだなんて言う。

なんて、書いてあります。
自分を捨て子なんて言いながらも、全然悲壮感を感じられなかったのは、続く文に、

それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれている。

と、続いているから。
そして、この本を読むと、本当に母さんは、<僕>に愛していることをことばと行動の両方で、伝えています。
だから、ユーモアがあって、底抜けに明るく、おおらかなお母さんと、そのお母さんが「出会った中で一番優しい男の子」だと言っている、僕・育生くんの日常生活をうらやましいと感じるくらい、すっかりこの本のトリコになってしまいました。

また、

「人生の楽しみの半分は食にあるんだから」

と、言い切るお母さんのことばとおり、食卓に並ぶ料理の美味しそうなこと!
ふわふわのオムレツから始まって、一番好きな人に食べさせたくなるくらいおいしいハンバーグに、にんじんブレッド・・・・・。
読み終わった後には、好きな人と一緒においしいものを食べることができる幸せを、あらためて心から感謝する気持ちがわいてきます。

ポンポンポンと、とてもテンポの良い話の運びに一気に読み終えて、今、心がとても温かくて幸せいっぱいです。
   

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  『卵の緒』

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僕は捨て子だ。だって、うちにはへその緒がない。母さんがごそごそと出してきた箱には、白くて小さな卵の殻が入っていた。「誰よりもあなたが好き。それはそれはすごい勢いで、あなたを愛してるの。今までもこれからもずっと変わらずによ。ねえ。他に何がいる?それで十分でしょ」母さんは言った。・・・・・家族であること、家族になること、を軽やかなタッチで描く中編小説ほか書き下ろし1編(ハードカバーの帯より)。

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2007年7月12日

『強運の持ち主』

本日、朝からなんだか調子が悪くて、イマイチまったく何にもやる気がわいてきません。
なのに、そんな時でも  

~ 何もやりたくなーい。何もやりたくなーぁぁ・い ♪

なんて、矢井田瞳さんの歌で、「何もやりたくない」という、そのものズバリなタイトルな歌を歌ってしまう私って一体・・・・・って、自分でも思います。 

さて、そんなやる気のない時に、ちょっと自分を元気付けようと考えて、午後から静かに本を読むことにしました。 
先日、グッと私の心をトリコにした瀬尾まいこさんの本です。

 (『強運の持ち主』の表紙)

この本、実は、先日の移動図書館の日に借りてきたものですが、瀬尾まいこさんの本だからと言うよりも、タイトルに惹かれて手に取った本です。
タイトルから、面白そうかどうかの判断をするということを考えると、本当にタイトルって大事ですね。
たった6文字の『強運の持ち主』というタイトルに、

いったいどんな物語が詰まっているのだろう?

と思うと、本を開くときに、ものすごくドキドキしてしまいます。

さて、ドキドキしながら読んだこの本は、やっぱり期待を裏切られることなく、読んだ後にはほっこり心が温かくなるお話でした。

さて、その本の内容はというと。
元OLの占い師ルイーズ吉田が、ちょっと変わった占いの依頼を受ける

  • 「ニベア」
  • 「ファミリーセンター」

押しかけの弟子がやって来る

  • 「おしまい予言」

そして表題の

  • 「強運の持ち主」 

と、4つの短編から成り立っています。

飽き性で一つのことにひっかかるとそれ以上進めず、すぐに切ってしまい、わずらわしい人間関係を嫌うルイーズ吉田。
その性格が元で、占い師になることになりますが、結構いい加減な占いをしているのに、当たると評判になって人気が出てきます。
私は、そんな彼女が変わるきっかけとなるできごとのお話、「おしまい予言」が結構お気に入り。
そこに出てくる武田くんがとっても良いのです。

それにしても、瀬尾さんの本は、まだ2冊しか読んでいないけれど、とっても良いです。
読んだら、きっと、

「たいていのことは、なんとかなる」

と、前向きに頑張れて、元気になれる本です。
心がちょっと疲れたときに読む、オススメの1冊です。
  

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  『強運の持ち主

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ルイーズ吉田は売れっ子占い師。いろんな悩みを抱えた人々が相談に来る。ある日訪れた学生の武田君は物事の終末が見えるという・・・(サイトより)。

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2007年7月20日

『風信子(ヒアシンス)の家』

身近にいる人の気持ちを知りたいとき、ストレートに訊ねることができれば、何の問題もありません。
でも、もしも、気持ちを知りたいのに、その人がいなくなってしまった後だった場合、どうすれば良いのでしょう?
今日読んだ本は、そんな話でした。

 『風信子の家』表紙)

余談ですが、この本のタイトルを見て初めて、ヒアシンスを漢字で書くと、<風信子>になるって知りました。
さて、この本は、サブタイトルに「神代教授の日常と謎」と書かれているように、W大学文学部最年少の教授である神代宗という人物の周囲で起こる謎が5編収められている短編集です。

ある日、密室殺人事件の現場を再現した精巧なドールハウスが、神代教授の元へ届くことから始まる表題の

  • 風信子の家 

心霊写真が発端となって、かつての教え子の夫の死の謎を解き明かす

  • 夢魔の目覚める夜

自分の兄が自殺したことをどうしても信じることができない妹が、「他殺ではないか」という疑いを胸に、関係者に話を聞いていく

  • 干からびた血、凍った涙

神代教授の養い子の心の傷を少しでも癒すべく、ちょっとした計画をたてる書き下ろしの

  • クリスマスは嫌い 

かつての同級生の死因は自殺。その死に立ち会った5人の人間から、真相を聞き出す

  • 思いは雪のように降りつもる

「クリスマスは嫌い」の話以外は、自分にとって大切だった人が、死ぬまで抱いていた想いを知るために模索して、なんとかたどり着く話です。 
なので、その結末は、決して明るいものではなく、ズーンと心に重しのようにのしかかってきましたが、それぞれの話の終わり方が、決して暗く引きずるようなものではないので、その点は○でした。

ちなみに、このお話は、「建築探偵桜井京介の事件簿」というシリーズもののスピン・オフ作品だそうです。
で、この本、結構気に入ったので、そちらのシリーズもぜひ読んでみたいと思います。
  

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 『風信子の家』

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W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。箱の中身は「君にこの謎が解けるかな?」というメッセージと、家屋の精巧な立体模型。その模型の中で、人形は背中を刺されて殺されていた。現場は密室。いったいこの贈り物は何を意図したものなのか?メッセージに記されていた名前を頼りに、神代は自らの記憶を探りはじめる。真相の鍵となるのは『虚無への供物』と詩人・立原道造―(表題作)。ふしぎな心理の動きと謎解きを繊細に結びつけた力作四編と、書き下ろし掌編「クリスマスは嫌い」を収録。「建築探偵」桜井京介の恩師・神代教授の事件簿、始動(カバー折返し部分より)。

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2007年8月 3日

『ア・ハッピーファミリー』

先日、タイトルを見てピピッときて借りてきた本『ア・ハッピーファミリー』。

 (『ア・ハッピーファミリー』表紙)

 
夫が、昨夜寝る前に読んでいて、

「うおぉ!?」

という、ものすごい驚きの声を上げたので、その声に驚いてしまいました。
なんと夫は、この本の作者名を見ておらず、読み終えて作者のプロフィールを見て、ものすごく驚いたようです。

いわく、

「男が書いていたなんて・・・・・」

少し呆然としている夫。
その気持ちはよーく判ります。
失礼な話、私もタイトルを見ただけで読み始めたクチで、何の疑問もなく女性作家だと勘違いし、夫と同じ驚きを体験ズミです。

さて、その驚きの本の内容はと言いますと、一言で言ってしまうと、

7人家族の日常、いろいろあるけどハッピーだ~ 

という感じのものです。

語り手は、7人家族の三女で中学2年生のミキ。
自分の息子に甘いおばあちゃんに、ニートになってしまった父親、一人息子を溺愛する母親、お父さんがイヤで家を出て行った長女のナナコ姐、美人でちょっと不安定な次女のマミちゃん、秀才だけど、いじめや両親の態度に悩む長男の源五郎、という家族構成の中、彼女は、とっても強く逞しいキャラクターとして存在しています。

彼女は、他者に迎合せず自分の道を進むことのできる強さを持っていて、さらに何か問題があった場合、逃げずにまっすぐに対峙します。
もちろん、100%できた人間ではないので、時に逃げてしまうことがあっても、ちゃんと反省して、自分の非を素直に認める強さもありです。
そんな心の強さがあるから、この7人の家族の中で次々に持ち上がる問題も、彼女を中心に皆で乗り越えていくことができるのだと思いました。

家族の問題と並行するように、学校でのイジメの問題も同時進行していきますが、すべて丸く収まり幸せです。
ドタバタなお話ではなくて、読了後にホンワリとした気持ちになれる家族の話を読みたい時にオススメです。
 

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  『ア・ハッピーファミリー

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坂本家はサザエさんちと同じ七人家族。ニートの父親、サプリ漬けのばあさん、いじめに悩む長男、かさぶたができるまで頭を掻きむしる二女etc…七人家族があゆむ、へたくそで、ばらばらで、泣きたくなるほどあったかい日々。第一回きらら文学賞受賞作(帯より)。

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2007年8月 5日

今月号の特集に興味大

買物ついでに本屋さんをふらふらしていると、1冊の雑誌に目が留まりました。

SAVVY (サビィ) 2007年 09月号 [雑誌]  (『SAVVY9月号』の表紙)

<月刊サヴィ9月号>で、その今月号の特集は、

日帰りと1泊2日らくちん旅

です。
その中でも、

京都・美山にある、原生の森を行く

というタイトルに釘付けです。
京都府・美山の原生の森と言えば、あきらかに<芦生の森>のこと。
以前、テレビの番組で見て以来、行ってみたいリストに名を連ねている場所のひとつでもあります。

<芦生の森>って、京都府と滋賀県、福井県の県境に位置する京都大学の芦生研究林で1日に入林する人数が制限されていますが、その森をウォーキングするツアーをJTBが企画しているとのことです。
雑誌では、そのツアーに挑戦したレポートが載っていました。
山の中を3時間てくてく歩くツアーの中身は、自然とのふれあい。
ああ。行ってみたい~。

ちなみに、夫は、この雑誌の中の

ふたごコパンダに会いたい!

というツアーに目が釘付けでした。
ただし、今頃行っても、多分かわいらしいコパンダは、ビックなパンダに限りなく近づいているに違いなく、結局夫のコパンダを見たいという願望は、叶わないと思います。
残念っ!
 

Note Tour information

     ・美山ツアーの詳細はこちら ⇒ JTB旅の予約センター
            ※<TOP>のページに戻った後、JTBブランド内の「旅物語」の
              コース№A77020Nにて検索すると詳細をご覧頂けます。
 

     ・バスツアーの詳細はこちら ⇒ 阪急交通社

Note book information

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  『SAVVY9月号

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2007年8月12日

「建築探偵桜井京介の事件簿 」シリーズ

さて、昨日は読書三昧で幸せな時間にどっぷりとつかっていましたが、読んだ本は篠田真由美さんの「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズの4巻と5巻でした。

ちなみに1巻~3巻は、ポチポチ読んでいたのですが、4巻にきて怒涛のように読み進めてしまったという感じです。

 (第1巻『未明の家』の表紙)

さて、このお話のあらすじはというと、ひとことで説明するならば、

桜井京介という男性が、建築にまつわる謎を解く

というものです。 
でも、建築探偵と言っても、桜井京介はW大学の学生です。しかも、すっごく根暗な性格設定です。
過去何かがあったことが原因という感じは匂わせてありますが、それにしたって、1巻の『未明の家』を読んだときは、あまりの暗さに

コレで主人公って大丈夫?

なんて、思ってしまいました。
それでも、次々と読み進めていくと、だんだん彼のことが見えてきて、親しみがわいてきます。多分人見知りのものすごく激しい人と少しずつ仲良くなっていくような感覚です。
そして、彼の周囲にいる人たちも個性的で良いです。

今回借りてきた本は、あと3冊あります。
というわけで、ただ今から読書タイム再びです(笑)。 
 

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   『未明の家』

閉ざされた中庭(パティオ)が惨劇の始まり一族を次々襲う奇怪な死。別荘の建築様式に隠された謎を桜井京介が追う。建築探偵・桜井京介が文庫初登場!京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はすべて別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!

   『玄い女神』

旅先のインドで、橋場亜希人が不可解な「密室」死を遂げた。10年後、橋場の恋人だった狩野都は群馬山中に「恒河館」を建て、当時の旅行仲間たち、そして桜井京介を招く。ミステリアスな「館」で展開される真相解明劇。そこへ、さらなる悲劇が…。
過去と現在が複雑に絡み合う謎を、京介はどう解き明かすか。

   『翡翠の城』

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。
桜井京介が鮮やかな推理で解き明かす。

   『灰色の砦』

19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家族的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の一人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。
その背後には天才建築家・ライトの謎が。

   『原罪の庭』

ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ七歳の少年。ただ一人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。
建築探偵シリーズ第一部の掉尾を飾る傑作。

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2007年8月17日

『青い鳥』

大学生活の中でしたいと思ったことは、たくさんあります。
その道を選択するか、選択しないかは別として、教員免許を取得したのも、したいこのとひとつでした。
そして、限りある時間の中で、教員免許を習得するための授業を受け、教育実習のため母校へ行き、教壇に立って初めて、

先生って、すごい。

と、心から思いました。
40人の生徒を前にして、初めて[教師]という職業の重さを知り、生半な気持ちでなることは、けっしてできないと思いました。

だから、この本を読んだとき、涙が止まりませんでした。
かつて中学生だった自分の気持ちは、もちろん良く判っているし、教師にならなかったけど、少しは教師側の気持ちや事情も判るようになった今だからこそ、余計に切なさが増すのかもしれません。

 『青い鳥』表紙) 

この本には、

  • ハンカチ
  • ひむりーる独唱
  • おまもり
  • 青い鳥
  • 静かな楽隊
  • 拝啓ねずみ大王さま
  • 進路は北へ
  • カッコウの卵

と、8つの話が綴られています。

最後の「カッコウの卵」以外のお話の主人公は、中学生。それぞれが、心の中に色々抱え込んでいて、そんな時に、村内先生がやってきます。
大切なことを伝えるためにやってきて、それを伝えることができればいなくなってしまう先生に、

「もう大丈夫。次へ行かなくても良いです」

そういう時がくるようにと、心から祈りたくなります。
何故なら、最後の話「カッコウの卵」は、中学時代に村内先生と出逢った主人公が、成長して、後に村内先生と再会するお話なのですが、この時点でも学校の中は、昔と変わらず、村内先生を必要とする生徒が大勢いるからです。

大切なものは何かを知るために。または、大切な何かに気づくために。大切なことだからこそ、ちゃんと声にして伝えることができるように。
大人も子どもも、すべての人に読んで欲しいと思った本です。 
 

Note book information

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 『青い鳥』

Note outline

村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。でも、先生は、授業よりもたいせつなことを教えてくれる。いじめ、自殺、学級崩壊、児童虐待…すべての孤独な魂にそっと寄り添う感動作(帯より)。

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2007年8月21日

『塩の街』

例えば、

近い未来に死ぬことが判った場合、その時どうしますか?

と、いうようなシチュエーションのお話はいろいろあります。
今まで読んだ、そんな設定の本の中で、強烈に印象に残っているのは、新井素子さんの『ひとめあなたに・・・』というお話です。
簡単に言えば、「地球滅亡まであと1週間という時に、人はどうするか?」といった設定のお話です。

ですが、今回読んだ本は、そんな滅亡までの”終わりの話”ではなく、人類が死に逝く危機の中、「どうなるの?どうするの?」という感じのお話です。 

 『塩の街』の表紙)

タイトルから連想すると、世界が塩に変わっていくものかと思いきや、人間が塩のオブジェになってしまう恐ろしい話です。

簡単に説明すると、宇宙から飛来した謎の巨大物体が、世界中に落ちたそのときから、生きている人間が塩の塊に変化し、その後もその現象は、はっきりとした原因や因果関係など不明な<塩害>として続いていく。
そして、そんな世界になった時、普通に暮らしていては出会うことがなかったであろう、女子高生・真奈と空自の戦闘機乗りだった秋庭が出逢い、さらにその2人が、塩害にかかり残された時間がわずかしかない2人の人間と関わったことで、世界が再び変わることになるというストーリーです。

それにしても、以前読んだ『クジラの彼』でも、思ったことですが、有川さんの書く人物は、女性が強くて、男性が臆病です。

何しろ、塩害を止めるために、危険な任務についた秋庭は、

「単に好きな女が塩になるのをみたくなかった」

という理由で、真奈のいるこの世界を守ろうとしますが、その当の真奈が、

「たったひとりが手に入れば世界が滅びてもいい」

と、恐ろしいくらい正直な気持ちで秋庭の任務を止めようとします。
そして、最後には、そのものすごく自己中心的な想いと同じくらいの強さで、無事に帰ってくることを信じて待つことができる面も持ち合わせています。

恋する女性の想いは一途で強いです。だからこそ、物語はもちろんハッピーエンド。
『クジラの彼』同様、とっても大好きな1冊になりました。
    

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  『塩の街』

Note outline

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた―。
“自衛隊三部作”の『陸』にもあたる、有川浩の原点。デビュー作に、番外編短編四篇を加えた大ボリュームで登場。第10回電撃小説大賞“大賞”受賞作を大幅改稿(帯より)。

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2007年8月29日

『林住期』

本にも相性って絶対にあると思います。

書評が良くて読んでみて、イマイチと感じた時に、

「相性悪かった・・・・・」

とブルーになってしまいますが、

「これは良い良い」

と聞いていた本が、相当な期待ハズレのガッカリさんだった場合、ブルー通り越して真っ黒になるくらい、ヘコミます(多分本好きな人は皆、凹むに違いない)
ちなみに、今回凹んだ本は、五木寛之さんの『林住期』です。

  (『林住期』表紙) 

「林住期」という聞きなれないことばと、「現代人の黄金時代をどう生きるかを指し示す1冊」というあおり文句に興味を引かれて、図書館に予約を入れました。
人気があるせいか予約でいっぱい。25人も待っている人がいました。

で、先日「予約確保」のお知らせが来て、本を受け取り、本日ウキウキと本を開いて読み進めてみましたが、

良くない・・・・・

の一言です。
私が女性の立場から読んでいるためか、それともまだその年齢に達していないせいなのか・・・・・。

「読むのが早すぎたかな」

って、思いながら読み進めて、結局「そうではない」ということに気がつきました。

この本は、人生100年として、その100年を4つの時期に分けて考えるインドの思想を元に書かれていますが、同じことをことばを変えての繰り返しが多いのと、ちょっとマイナス思考ではないかと感じる点が、私的には、良くないと思う最大の理由だと思います。

ああ・・・・・、

売れている本だからといって良いとは限らない

ということですね(泣)。

「予約確保」のメールが来たときに、「意外と早かったなぁ」なんて思っていましたが、今にして思うと、

「貸出期限一杯まで借りる人はいないに違いない」  

という、かなり八つ当たりぎみで強引な極論を唱えてしまいます。
ちなみに、同じ時期に予約を入れてある、坂東眞理子さんの『女性の品格』は、未だに予約確保の連絡がきません。

ま~。自分の人生をどう生きるかなんて、自分の考え方ひとつだし、人生区切らなくて良くって、さらに思い悩んでいなければ、こういった人生の指南書的な本なんて読む必要はないってことですね。 
 

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『林住期』

Note outline

第三の人生をどう生きるか?古代インドでは生涯を四つの時期に分けて考えたという。「学生期」、「家住期」、そして、「林住期」と「遊行期」。「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第二の人生」のことである。林住期こそ、現代人の黄金時代(帯より)。

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2007年9月11日

やっぱり流行?

買物にでかけると、ついつい猫の散歩コースのように花屋さんと本屋さんへよって行きます。 

で、今日、近所に3軒ある本屋さんのウチの1軒へ行くと、なんと、自転車特集のコーナーができていました。
つまり、

やっぱり最近自転車が流行りということ?

なんて思いながら、平台に積みあがった本や雑誌を見ていると、大抵の本が夫の本棚に納まっていることに気がつきました。
本棚を買った春頃には余裕があったはずの棚が、最近キチキチになっているワケが判明。
出版されている本を片っ端から買えば、スペースがなくなるのは当たり前のことです。

それでも、夫が持っていなくて、ちょっぴり興味があった雑誌を1冊購入。

 『ミニベロ街乗りスタイル』表紙)

内容は、

  • 街乗りの楽しさを紹介
  • ミニベロのカリスマデザイナーの素顔を公開
  • ミニベロの主要ブランド勢ぞろい
  • カッコよくて疲れない乗りかた、教えます!
  • 折りたたみ&お手入れ術

などなど。
初心者向けで結構盛りだくさんな内容になっていました。

その中で、一番気に入ったのは、「絹代さんと沖縄の離島へ」の記事で、石垣島と竹富島をのんびりポタしている写真を見て、

「く~。ウラヤマシイ!」

思わず、叫んでしまいました。
あと、ロンドン自転車事情の記事を見て、

「あ~。Kちゃんがいるウチに行けたら最高かも」

なーんて、ついつい広がる妄想(笑)。  
でも、本当に、ロンドンからなら<ALEX MOULTON>も<BRMPTON>も近いようなので、「行けたら楽しいだろーな」って、思いました。
  

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 『ミニベロ街乗りスタイル』

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2007年9月12日

『卵のふわふわ』

一目ぼれした人と結婚することができれば幸せです。
だけど、暮らしていくうちに、歯車がズレていくように、自分の中の想いもズレてしまったら、それはとても辛いことです。

時は、江戸時代。
主人公は、北末奉行所の同心・正一郎と妻・のぶのお話。

  (『卵のふわふわ』表紙)

 
一目ぼれした相手と祝言をあげることができたのは良いけれど、なんとその相手は好きな人から手痛くフラれてグレていた人でした・・・・・。
ちなみに、

「正一郎さんって、情けない人。イヤね~」

って一言で切り捨ててしまうには、ちょっと可哀相なフラレ方をしています。
だからと言って、自分を慕うのぶに対して冷たい仕打ちをして良いことには、なりません。

だからこそ、相手に受け入れてもらえず、長年耐えたのぶは、ついに我慢できなくなり、家を出てしまいます。
なかなか、行動派ですごいです。その行動力に思わず拍手してしまいました。

自分の心がズタズタに傷ついていくのに、その現状で我慢してはいけません。
少し離れてみると、いろいろなことが判るし、見えなかったことも見えてきます。そして、それを知った上で、決めることができれば一番。

さて、そんなのぶが、どうなるか?
のんきで、料理が大好きなお舅さんと、美味しいものや珍しいもののエピソードを絡めながら、

  • 秘伝 黄身返し卵
  • 美艶 淡雪豆腐
  • 酔余 水雑炊
  • 涼味 心太
  • 安堵 卵のふわふわ
  • 珍味 ちょろぎ

と、6つの物語で、お話は進んでいきます。
その中で、のぶは、いろいろなこと知り、気が付いて、心が揺れます。もちろん、相手の正一郎さんの心にも変化があります。
そして、そんなふたりに、思いもよらない事態が発生し、一気に状況が変わることによって、物語は、おさまるべきところに、ちゃーんとおさまります。

そんな物語の中で、一番心に残ったことばは、表題の「卵のふわふわ」で、おひでさんが、

正一郎さんとおいしい物を召し上がる機会をたくさんお持ちなさい。そうすればきっと輿入れしたときのように正一郎さんをお慕いできるようになりますよ

と、のぶに言ったことばです。
そうです。
いつだって、美味しいものは大好きな人と一緒に食べるの一番。
そして、そんな時間をたくさん持つことができれば、絶対に幸せになれます。
 

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 『卵のふわふわ

Note outline

のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ―。
夫との心のすれ違いに悩むのぶをいつも扶けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅、忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す(帯より)。

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2007年9月16日

『とりつくしま』

死んだ後、未練残る人に、何かモノにとりつく機会をくれる「とりつくしま係」。
そうして、色々な人が、さまざまなモノにとりついた10のお話と番外編1つの短編集です。

  (『とりつくしま』表紙)

その内容は、

  • 母がとりつく「ロージン」
  • 夫のマグカップにとりついた「トリケラトプス」
  • ジャングルジムにとりつく幼子の「青いの」
  • 愛する方の扇子にとりつく「白檀」
  • 孤独な男が名札にとりつく「名前」
  • 母の補聴器にとりつく「ささやき」
  • 妻の日記帳にとりつく「日記」
  • マッサージ機にとりつく「マッサージ」
  • 片想いの女の子の話で「くちびる」
  • 孫のカメラにとりついた祖母の「レンズ」
  • 番外篇 びわの樹の下の娘

です。
どれも、設定が設定だけに、とっても切なくなるお話ですが、個人的に好きな話は、「ロージン」と「白檀」。
あまりにも、悲しくてやりきれないと思ったのが「ささやき」でした。

でも、もしも自分が「とりつくしま係」に、

「何にとりつく?」

って、聞かれても、多分とりつかないような気が・・・・・。
良く使うモノの寿命は短いし、寿命の長いものはだいたい箪笥の肥やしだから、そう考えると怖くて、とりつくなんて無理です。
おや?

「私って意外と臆病だったのかも」

と、自分の意外な一面を発見デス(笑)。
 

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   『とりつくしま』

Note outline

死んでしまったあなたに、とりつくしま係が問いかけます。そして妻は夫のマグカップに、弟子は先生の扇子に、なりました。切なくて、ほろ苦くて、じんわりする連作短篇集(帯より)。

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2007年9月20日

『頭のうちどころが悪かった熊』

初めて、安東みきえさんの文章に出会ったのは、13年前のことです。
毎日新聞主催の『小さな童話大賞』で、受賞された物語が新聞に記載されていました。
その時、「へぇぇ」と、思った記憶があります。
お話の運びが、とってもテンポ良くて、面白かったからです。
だから、なんとなく名前を覚えていて、ふと読みたくなって、図書館に予約しました。
それが コレ ↓。

 『頭のうちどころが悪かった熊の話』表紙)

ちなみに、今回読んだ本は、その時、賞を取ったお話のうちのひとつ「いただきます」を含む、

  • 頭のうちどころが悪かった熊の話
  • いただきます
  • ヘビの恩返し
  • ないものねだりのカラス
  • 池の中の王様
  • りっぱな牡鹿
  • お客さまはお月さま

以上7編の短編集です。
本のカバー折り返し部分に、

「人生について考える7つの動物寓話」

と書かれていますが、読むとまさにまさしくその通り。
短いお話の中で、クマもトラもヘビもおたまじゃくしも、色々なことに悩んで、考えています。
子ども向けの童話だと思うけれど、ハッとするようなリアリティありで、読んだ後に、思わず、考え込んだりしてしまいました。

それから、賞を取った「いただきます」では、ラストがはっきり示されていなかったので、読者の想像に任せる終わり方をしていましたが、「ヘビの恩返し」と「りっぱな牡鹿」のお話で、その後が描かれていて、

「そうなるの!」

と、私的には、とっても意外で思わず感心してしまいました。
なかなかオススメの1冊なので、ぜひご一読を。
  

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      『頭のうちどころが悪かった熊の話』

    Note outline

    もし人生の意味について悩んだらとりあえず食べてみてください。7つの動物ショートストーリー(帯より)。

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    2007年9月26日

    『終末のフール』

    先日は、人類が滅亡して世界が終わるかもしれないお話の塩の街』を読みましたが、今回は、小惑星のせいで世界が刻一刻と終わりに近づくお話を読みました。

    以前コメントでともみさんがご推薦下さった『終末のフール』です。

     『終末のフール』表紙)

    こちらは、世界が終わるまでにあと8年という発表後、嵐のように荒れた人々の心が落ち着き小康状態を保つ、5年後のお話です。
    連作短編集ですが、

    • 終末のフール
    • 太陽のシール
    • 篭城のビール
    • 冬眠のガール
    • 鋼鉄のウール
    • 天体のヨール
    • 演劇のオール
    • 深海のポール

    と、8つの物語からなります。
    舞台は仙台市北部の団地で、主人公はそこに住む人々。
    それぞれが、それぞれの想いを胸に残りの時間を過ごしています。
    達観している人アリ、遣り残したことをする人アリ、日常と変わらず過ごす人アリ、その時の準備をする人アリ、と色々です。

    それにしても、「あと3年もある」と考えるか、「あと3年しかない」と考えるか、それは人それぞれだと思いますが、この本を読んでいて思ったのが、どんな時も前向きに捉えて生きたいということです。
    「あと3年しかない」ってパニックになって、時間を損するなんてもったいない。
    なのできっと、私は、4つめのお話「冬眠のガール」の主人公のごとく、とにかく本屋さんや図書館にある本を読みます。
    とにかく片っ端から読んで読んで読みまくって、さらに読みつくして過ごすことでしょう。そして、それ以外何もしない(笑)。
    ちなみに夫は、私の隣で、同じく本を読んでいそうです。
    時間が限られてしまうなら、やっぱり好きなことをして過ごしたいものです。

    この本では、小惑星が落ちる時のことは書かれていません。
    あと2年ほどの猶予がある時点で終わっています。
    なので、もしかしたら、軌道が変わって落ちないかもしれない。落ちなければ良いなって、思いつつ本を閉じました。
      

    Note book information

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      『終末のフール』

    Note outline

    あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集(出版社の説明より)。

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    2007年9月30日

    『ハンプティ・ダンプティは塀の中』

    借りたい本が見つかると、「借りたい本リスト」にどんどん記載していきます。
    そして、移動図書館がくる2日くらい前に、7冊くらい、どどーんと予約します。
    一人5冊借りられるので、夫の分と合わせて10冊ですが、移動図書館にて、良い本があったときのために、余力を残しておきます。

    で、「借りたい本リスト」は自分で作成しているだけあって、もちろんタイトルを覚えているので、移動図書館がきた時、棚にその本があると、

    「おおっと。コレ、リストにあったよ」

    って、即座に気が付きます。
    この本 ↓ がそうです。

     『ハンプティ・ダンプティは堀の中』表紙)

    5つの連作短編集ですが、主人公は、ちょっとした短気から警察沙汰になり、留置所のごやっかいになるハメになるワイさん。
    一番最初に、ワイ=Yかと思いきや、和井さんです。

    で、そのワイさんの入った部屋には4人の先客がいて、デンさん、ノブさん、ハセモトさん、マサカさんと知り合いになります。 
    そして、その中で、

    • 古書蒐集狂は罠の中
    • コスプレ少女は窓の外
    • 我慢大会は継続中
    • アダムのママは雲の上
    • 殺人予告日は二日前

    と、5つの謎解きが披露されます。
    物語はすべて1人称で書かれていますが、「コスプレ少女は窓の外」と「アダムのママは雲の上」の2つの話は、ワイさんではない人で書かれています。
    新入りのワイさんでは、見えないもしくは知らない事情や視点を書くためなのかなぁ・・・・なんて、いっぱしに思い巡らしたりしましたが、どうでしょう???

    ちなみに私は、5つのお話の中で「アダムのママは雲の上」が一番気に入りました。
    ワイさんとデンさんが、

    アレは、もしかしたら殺人だったかもしれない

    という疑惑の話をしているところから発展する話です。
    ヒマつぶしに話を聞く輪に入ったノブさんとマサカさん、そして、狸寝入りして話を聞いていた、新入りで語り手のハッサンを巻き込み、だんだんおかしな方向へと進んでいきます。
    そして、「どうなるのか?」とドキドキしながら読み進めて行くと、アッと驚くドンデン返しが・・・・・というと大げさかもしれませんが、なかなか話の展開が楽しかったです。
     

    Note book information

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      『ハンプティ・ダンプティは堀の中』

    Note outline

    第一留置室で繰り広げられるおかしな謎解き合戦。必ず最後に真相に辿り着くのは、誰よりも胡散臭いマサカさん!?留置場版日常の謎(?)など愉快な五編を収録した連作ミステリ。 (カバー折り返し部分より)。

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    2007年10月 1日

    『孔雀狂想曲』

    連日、本を読んだ感想ネタですが、今回のお話は、骨董品を扱うお店の主人が主人公のお話です。

     (『孔雀狂想曲』表紙)

    ちなみに骨董屋といえば、マンガでは波津彬子さんの『雨柳堂夢咄』というものがありますが、あちらの主人公・蓮のようにステキではございません。
    口が悪いし性格悪そうだし、ふてぶてしい部類に入る主人公だと思います。
     
    短編集で、 

    • ベトナムジッポー・1967
    • ジャンクカメラ・キッズ
    • 古九谷焼幻化
    • 孔雀狂想曲
    • キリコ・キリコ
    • 幻・風景
    • 根付け供養
    • 人形転生

    と、8つのお話が入っています。
    主人公をはじめとする、ほとんどの登場人物がクセ者です。
    その中でも特に、主人公・越名が、自分の店の雅蘭堂で出会う女子高生・安積が一番のクセ者ではないでしょうか。
    あまり素行が良くないし、骨董に無知でクラッシャーなのに、押しかけバイトにおさまってしまうし、いくら言っても、右から左に聞き流すようなイイ性格をしています。
    そして、怪しさてんこ盛りな同業者の中でも、「古九谷焼幻化」と「幻・風景」に出てくる犬塚という人物も、当然クセ者です。

    さて、そんなクセ者たちの、モノに対するさまざまな思惑が交差するお話の中で、一番気に入ったお話は「根付け供養」。
    根付けを作る異常なまでの情熱で人生が狂ってしまった男が、立ち直るきっかけを得るお話で、ちょっと、捨てる神あれば拾う神あり的な感じです。
    それにしても、この「根付け供養」のお話の中で、最大のピンチともいえる破壊魔ぶりを披露した安積なのに、何故かクビにはならないところが、この本の最大の謎です(笑)。
     

    Note book information

    文中の本の詳細については、本のタイトルをクリックして下さい。
    「紀伊國屋書店」サイトへご案内します。 
     
      『孔雀狂想曲』

    Note outline

    古美術の周囲にうごめく、人間の欲望や心の闇。悪意と策略が偶然を装い、目利きのもとを訪れる。骨董店・雅蘭堂を舞台にするミステリー短編集(帯より)。

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    2007年10月 4日

    面白い本の探し方

    大学へ通っていた頃は、周囲に本好きが多かったお陰で、自分の守備範囲外の本をオススメしてもらって、読むことができました。
    本当に、皆、本の趣味がバラバラ。十人十色で、すすめてもらうことが楽しかったです。

    さて、卒業してからずいぶんたちますが、たまに友人と会った時やメールで、オススメの本の情報をやり取りしています。
    でも、それより活用しているのが、Amazon.co.jp通販サイトです。
    移動図書館を利用するようになってから、覚えたコワザです。

    例えば、最近読んだ『ハンプティ・ダンプティは塀の中』というタイトルの本をAmazon.co.jp通販サイトで検索すると、

    • 料金や在庫情報
    • 商品の説明及び詳細
    • カスタマーレビュー

    と、いった具合に、その本の情報を知ることができます。
    さらに、

    • この商品を買った人はこんな商品も買っています
    • この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています

    といったような関連情報も見ることができて、ココを押さえます。
    ここでは、それぞれ5冊ずつの本が紹介されていて、

    • 本の表紙
    • 本のタイトル
    • 著者名
    • 5段階評価の星の数
    • 値段

    と、大まかな情報の提供と、同じような系統の本が紹介されています。
    よって、今までに読んだことのない本を発見しては、

    1. 本のタイトルをクリック。
    2. その本の情報をチェック。
    3. おもしろそうなら、<借りたいリスト>に入れる。
    4. そして、片っ端から情報をチェック。

    という感じで、どんどこチェック。大変重宝です。
    ちなみに、今読んでいる書店ミステリ『配達あかずきん』もココで発掘した1冊ですが、どんどん長くなる<借りたいリスト>を見るたびに、

    本がたっぷり読むことができる環境ってホントに最高~

    って、すごい幸せを感じています

     

    Note information

       Amazonの通信サイトへはこちらをどうぞ ⇒ Amazon.co.jp通販サイト

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    2007年10月 5日

    『モノレールねこ』

    辛いことや悲しいことを乗り越えないと、その後の優しさに出会うことができないなんて、読んでいてツライっ!
    と叫びたくなるのが、加納朋子さんの『モノレールねこ』です。

     『モノレールねこ』表紙)

    この本は、

    • モノレールねこ
    • パズルの中の犬
    • マイ・フーリッシュ・アンクル
    • シンデレラのお城
    • セイムタイム・ネクストイヤー
    • ちょうちょう
    • ポトスの樹
    • バルタン最期の日

    と、8つの短編からなりますが、一番最初のお話の「モノレールねこ」の一場面で、ちょっと辛くなって、一度本を閉じてしまったくらいです。
    もちろん、お話は、辛いことや悲しいことがあって、次のステップへと進むわけだから、それがなければ成り立たないのは判っています。
    でも、やっぱりツライと感じてしまう気持ちを持つと、どうしようもなくなって、例え最後ハッピーエンドで終わったとしても、モヤモヤが残ります。

    特に、一番やりきれないと思ったのが、偽装結婚を提案した私と相手のミノさんとのお話「シンデレラのお城」。
    本人が納得していて、それが本人にとって幸せだと感じているのなら、それはそれで良いのですが、読んでいるこちらは、もう胸が痛くて痛くてたまりませんでした。

    辛いことがあって、ものすごく泣きたくなった時に読むと、共感して確実に泣けるのではないかと思う本です。
    そして、ただ泣いて終わりではなく、その後にどんな形であれ幸せがやってきたり、良いことがあるんだと、感じさせてくれる本でもあると思いました。
      

    Note book information

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      『モノレールねこ』

    Note outline

    時をこえて届くあの頃からの贈りもの。儚いけれど、揺るぎない―「家族」という絆。
    デブねこの赤い首輪にはさんだ手紙がつなぐ、ぼくとタカキの友情(「モノレールねこ」)。夫を待つ時間に取り組んだ白いパズルの中に、犬の気配が(「パズルの中の犬」)。家族をいっぺんに失った中学生の私と、ダメ叔父さんの二人暮らし(「マイ・フーリッシュ・アンクル」)。私と偽装結婚したミノさんは、死んだ婚約者がそばにいると信じていた(「シンデレラのお城」)。ロクデナシのクソオヤジに苦しめられてきた俺に、新しい家族ができた(「ポトスの樹」)。会社で、学校で、悩みを抱えた家族の姿を見守るザリガニの俺(「バルタン最期の日」)(帯より)。

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    2007年10月13日

    『配達あかずきん』

    先日、読んだ『配達あかずきん』は、本屋さんを舞台としたミステリィ小説でした。

     (『配達あかずきん』表紙)

    で、主人公は、その本屋さん・成風堂書店に勤める杏子さんと、アルバイト店員の多絵ちゃんです。
    本屋さんで起こる事件を、この二人が解決するのですが、この女の子コンビの息がピッタリ合っていて、読んでいてとっても面白いかったです。
    特に、多絵ちゃんは、勘が鋭くズバリと謎を解くのですが、頭が良いのとは反対に、プレゼント包装をたくさんダメにしてしまうくらい、とても要領が悪いところがあって、そんな愛嬌のあるところも、「良し!」です。

    それと、本屋さんという、出かければ必ず立ち寄る身近な場所が、舞台になっているのが良いです。
    本屋さんには意外な謎が隠れていていると思うと、いつも立ち寄る本屋さんも、違った視線で見ることができるので楽しいし、本の中で明かされている本屋さんの仕事内容という裏舞台を知ることができるのも面白いです。

    そういえば、北村薫さんの『夜の蝉』の「朧夜の月」というお話の中でも、本屋さんの中でちょっとした謎が出てくることを思い出しました。
    謎のネタって、本屋さんの中だけでも、たくさん落ちているってことですね。自分でネタ考えてみるのも面白そうです。

    さて、この本は短編集で、

    • パンダは囁く
    • 標野にて 君が袖振る
    • 配達あかずきん
    • 六冊目のメッセージ
    • ディスプレイ・リプレイ 

    と、5つの物語が語られます。
    私の一番のお気に入りは、「六冊目のメッセージ」。
    入院中に差し入れられた5冊の本にまつわる話で、チョイスされた本の絶妙さが伝わってくるような話のやり取りと、本に対する人それぞれの思いを垣間見ることができて、本好きとしてはたまらないお話になっています。
    それから、タイトルになっている6冊目の本が、素敵な意味を持っていて、読んだ後、

    「素敵!く~。うらやましいっ!」

    って、ロマンスが始まる予感にドキドキしてしまいました。

    人に勧めする本や贈る本って、自分の趣味もあるし、もちろん贈る相手の趣味もあるので、とっても難しいと思うのですが、この本『配達あかずきん』は、本屋さんが好きで、さらにミステリィが好きな人には、絶対にハズレなしのオススメです。 
     

    Note book information

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     『配達あかずきん』

    Note outline

    「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾(カバー折り返し部分より)。

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    2007年10月17日

    猫好きの夫のベスト本はコレ

    以前、柴犬が好きな夫が、『柴犬さんのツボ』を購入した話を書きましたが、夫は猫も好きです。
    さらに言うなら、かわいい動物が好きなので、ハムスターもミニウサギも同様に大好きです。

    で、そんな猫好きな夫のハートをモロ直撃した本を発見。
    コレ(↓)です。

     (『カボチャの冒険』表紙)

    マンガですが、著者・五十嵐大介さんと飼い猫・カボチャの日常が、ほのぼのしたタッチの絵で綴られています。
    以前の『柴犬さんのツボ』では、犬を飼ったことがない私には、イマイチ良さが判りませんでしたが、このマンガは、猫を飼っていた・飼っている・飼っていないに関わらず、楽しめるのではないかと思います。 

    なので、ストレスの多い夫はコレを、寝る前にちょっぴり読んで、少し癒されているみたいです。
      

    Note book information

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      『
    カボチャの冒険

    Note outline

    手足のびのび。猫と一緒の田舎暮らし!東北の農村で、漫画を描き、畑を耕しながら暮らす五十嵐さんの相棒は、野生的な猫・カボチャ!!(帯より)

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    2007年10月29日

    『祝福』

    野中柊さんの本を初めて読みました。
    移動図書館の棚にあったもので、やっぱりタイトルに興味を惹かれて手に取った本です。

     (『祝福』表紙)

    短編集で、

    • しゃぼん
    • セカンドハウス
    • 銀の糸
    • 遊園地
    • メトロローム
    • 祝福 

    と、ちょっぴり甘やかで、そしてせつない6つの大人の恋が語られています。
    1番気に入ったのは、「銀の糸」。
    赤い糸で結ばれる運命に憧れつつも、幾度かの出会いと恋と別れを経験して、赤い糸という丈夫な糸が、この世には存在しないと痛感する姉妹。
    その代わりに、

    あるとしたら銀の糸で、それは運命に導かれつつも、自分の責任で選んだ相手と意思的に結ぶものだけど、意思だけではどうにもならないこともあって、儚く、もろく、きれやすいかもしれない一方で、思いがけず強いかもしれない

    と、思うようになります。
    だからこそ、離婚した過去を持つ姉は、結婚している妹に、 

    「たいせつにしてね」 

    と告げています。
    とってもズシっとくることばです。
    人と人を繋ぐものが、見えない赤い糸や銀の糸という縁だとすると、その結び目を固結びにしてがっちりと繋がるか、プチッといとも簡単に切ってしまうか、意図しないのに切れてしまうかは、その結ばれたふたり次第。
    見えないからこそ、本当に大切にしたいです。

    それから、表題の「祝福」。

    別れた恋人・洋唯と一緒に通っていたお気に入りのお店のシェフ・祐介と一緒に夜の植物園でピクニック。
    そのきっかけは、真由と洋唯との恋愛が終わった時に、祐介が、

    「かなわぬ恋の痛みは、僕にもよくわかるから」

    と言って、お店ではなく、真夜中の植物園に連れ出してくれて、ごちそうを振舞ってくれたことから始まります。
    夜の植物園でピクニックというシチュエーションが、とっても良いです。
    現実問題、実行するには無理があるし、きっと真っ暗で怖いと思いますが、このピクニックのおかげで、恋を失ったばかりで、どん底の日々を送っていた真由が、

    もう2度と恋なんてしないんじゃないか、その力が、残されていないんじゃないか

    と心のどこかで諦めていた状態から、また恋ができるくらいに回復します。
    もっとも、その恋も片思いで、一方通行の恋のまま終わってしまうかもしれませんが、心を閉ざすことなく誰かを想うことのできる幸せに気づいた真由と、意外な場所でのピクニックをすることで元気づけた祐介が、素敵です。
     

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       『祝福』

    Note outline

    光と闇が交錯するこの世界で、かけがえのないだれかとめぐり遭えたことの喜び。甘やかで、切なくて、くるおしくて、いとおしい…。『あなたのそばで』『きみの歌が聞きたい』で新世代の恋愛小説を切り拓いた著者初の短編集。幸せな予感に満ちあふれた表題作を含む、色鮮やかな恋の物語(帯より)。

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    2007年10月31日

    ヨソのお宅の話は面白い

    移動図書館が来ると、紙袋に今までに借りていた本を入れて、家を出ます。
    そして、もちろん帰るときには、その紙袋を本で一杯にして帰ってきます。
    が、ふと、その紙袋の中に、『奥さまはマリナーゼ』という、ミョーな本が1冊紛れ込んでいました(作者の方には申し訳なくも、パッと見た感じの感想です)。

    それがコレ(↓)。

     (『奥さまはマリナーゼ』表紙)

    私が借りた本でなければ、当然夫が借りたモノですが、コレが読んでみると、すっごくツボに入って面白いっ!
    一気に読めてしまいます。

    千葉県浦安市に住む主婦が、夫との日常生活を毎日1コマの絵日記にして、 blogにUP。それを1冊の本にまとめたモノですが、ヨソ様のお宅の日常って、なんて面白いんでしょう☆
    お腹をかかえて笑いころげてしまいました。

    あと、イロイロ生活の知恵や、便利グッズの紹介がされているのもGOOD!
    その中で、「お風呂ダイエット」があって、

        「お風呂で口に水を含むと汗がいっぱい出る」と聞き、試しました。

    という日記にウケて、私も試してみました。
    なんでも、水分が口の中にあると、「これから体内に水分が入る」と脳が勘違いして、不要な水分を汗などで出すそうです。

    で、その結果。
    本当に出ました!脳がだまされてるっ!
    はたして、本当にコレでダイエットになるかどーかは疑問ですが、面白ければOKです(笑)。 

    作者・ほしのゆみさんのblogの更新は日曜・祭祝日以外の毎日10時くらいに更新されているそうですが、今後要チェック!

    Note book information

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      『奥さまはマリナーゼ』
     
       ※参考までにHPはこちら ⇒ 絵日記でもかいてみようかNEW

    Note outline

    シロガネーゼよりしあわせ!?美容グッズ・ダイエット・おすすめ食品+オットの操縦法(?)。
    お役立ち情報満載の1コマイラストエッセイ誕生!!3700万ヒットの大人気HP『絵日記でもかいてみようか』が、ついに単行本になりました!主婦ゆみぞうが描く超~しあわせな絵日記(帯より)。

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    2007年11月15日

    『永遠の途中』

    女の戦いと友情の話。
    なのかな・・・・・って、読み終わって思ったのが、唯川さんのこの本。

    (『永遠の途中』表紙)

    広告代理店に勤める乃梨子と薫は性格は正反対だけど、同期でまぁまぁ仲良くやっているという、いたって設定はありがちなパターンです。
    そして、お決まりの、

    同じ男性に惹かれたことから、ふたりの進む道は対極へ・・・。

    となります。
    積極的に彼にアプローチした薫は、見事彼のハートを射止めてゴールイン。寿退職をします。一方、乃梨子は仕事一直線への道へ進みます。
    そして、27歳から還暦60歳まで、それぞれお互いの人生の節目で起こる事件を絡めながら話は進み、自分の幸せに自信が持てず相手を羨んだりして、とうとうお互いの立場の違いから電話で大喧嘩までします。

    隣の芝生が青く見えたり、もしもこっちの人生を歩んでいたら・・・・って、仮定の話は、無意味だと判っていても、ふと考えてしまって、それに囚われる。
    せっかく一度しかない人生なのに、そんなことに囚われることは、とっても不幸なことです。
    簡単な打開策は、隣を羨まず、どうすれば自分にとって一番良いか色々考えて手を打てば良いだけのことなのです。
    決して、誰かと自分を比較せずに、自分の気持ちをいつもプラス思考にするだけで、人生薔薇色なのですが、そんな簡単なことが、一番難しいのかもしれません。

    結局その後、薫の娘が乃梨子の会社に就職することがきっかけで、2人は、また食事に行く仲に戻ります。
    そして、長い時間がたったからか、お互いがお互いを羨んでいた話をしますが、この瞬間。ここからが、本当の友情のはじまりなのかもしれません。

    「女性の友情って、複雑だなぁ~」

    と、しみじみ思った本でした。
       

    Note book information

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       『永遠の途中』

    Note outline

    どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろう。あなたのつぶやきは、誰に届くの?直木賞作家・唯川恵、待望の最新作!長編小説(帯より)。

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    2007年12月17日

    『φは壊れたね』

    本日、ようやく年賀状に手をつけました。
    と言っても、今年出す人のリストを確認しただけですが・・・・・(笑)。
    なんとか、クリスマスまでには出したいものです。

    さて、やることをせずに、久々に森博嗣さんの本を読みました。ちょっと現実から逃避しています。 

     (『φは壊れたね (講談社文庫 も 28-34)』表紙)

    それにしても、最近図書館で借りる本は、ほっこり系が多かっただけに、久々の殺人事件はヘヴィでした。
    死体の描写が頭の中で克明な画像になってしまって、困ること困ること。

    で、本の内容を、ものすごく要約すると、

    大学院生になった萌絵が、国枝先生の勤務する大学の学生とともに、あるマンションで起こった密室殺人事件の解決を図る

    というものです。
    ただ今回は、このシリーズから顔を出す、その学生たちのお披露目という感じだったので、読み応えはイマイチかも。

    とりあえず、このシリーズを合計6冊借りてくることができたので、これからどういう風に展開されるかが、とっても楽しみです
     

    Note book information

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      『φは壊れたね

    Note outline

    おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『φは壊れたね』。D2大学院生、西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。
    森ミステリィ、新シリーズいよいよ開幕(背表紙より)。

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    2007年12月22日

    『θは遊んでくれたよ』

    今日は、朝から雨がシトシトと降り続き寒い一日でした。
    なので、6冊借りてきている森博嗣さんの本の2冊目を読了。
    タイトルは、『θは遊んでくれたよ』です。

    今回は、密室殺人事件ではなく、飛び降り自殺がひとつの事件の始まりとして、物語が進んでいきます。
    何人か続く自殺者に共通するマークが描かれていたことから、事件性が強くなっていきますが、そこに天才・真賀田博士の名前が出てきて、ちょっとドキリとしました。
    これから、さらに話が繋がっていくような予感に、次の巻を読む楽しみが出てきます。
    なんだか、シリーズ全体に大きな謎が隠されていて、

    全巻出そろったら色々な謎が解けるに違いない!

    そんな期待を持たせてくれるような気がする1冊です。
    手持ちは残り4冊。次も楽しみです。
      

    Note book information

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     『θは遊んでくれたよ』

    Note outline

    飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。
    自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。好調Gシリーズ第2弾(背表紙より)。

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    2008年1月14日

    ねこ鍋でホッコリ気分

    本屋さんの書架は、話題の書が色々並んでいますが、もちろん本屋さんごとに違っているので、色々な本屋さんを見てまわると本当におもしろいです。

    さて、ふと乗換駅構内にある本屋さんへ立ち寄ったら、

     (『ねこ鍋―みちのく猫ものがたり』表紙) 

    が、どーんと入り口付近、一番目立つ書架に並んでいました。
    以前、テレビで紹介されていたblogで人気の土鍋に入るネコたちの本。
    パラパラめくってみると、土鍋だけにホッコリした内容の写真満載の本でした。

    こういう本を見ると、かわいらしさに心が癒されます

     
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    2008年1月15日

    『片耳うさぎ』

    本日は、本屋さんにまつわるミステリーですっかりトリコになった、大崎梢さんの本を読みました。
    コレ(↓)です。

     (『片耳うさぎ』表紙)

    主人公は、小学6年生の奈都ちゃん。
    父親の仕事の都合から、父の実家である田舎の旧家へ母とふたりで身をよせることになったけど、その家はやたらと大きく、そしてイワク付きのお屋敷でした。
    そのお屋敷に、伯父や伯母たちも住んでいるので、たったふたりきりというわけではありませんが、彼らは、奈都たちに不干渉。
    なので、母が家を空けることになって、奈都は大ピンチ。
    夜一人で寝ている間に物の怪に食べられるかもしれないと、怖い想像が膨らみます。

    でも、運良く、クラスメイトのお姉さん・さゆりさんが泊まりに来てくれることになり、安堵したのもつかの間、屋敷内の探検に付き合わされて屋根裏を徘徊するハメに・・・・・。

    屋根裏探検から始るミステリー。
    と言っても、ものすごい謎や隠し財宝があるわけでもありません。 
    でも、テンポ良く展開していく話に一気読み。
    本格ミステリではありませんが、なかなか楽しく読めた本です。
      

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      『片耳うさぎ』

    Note outline

    引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった…。優しい読後感が嬉しい、傑作ミステリー長編。

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    2008年1月22日

    『Rのつく月には気をつけよう』

    本を読んでいて、無性にその中に出てくるものを食べたくなる時が良くあります。
    例えば、村上春樹さんの本もそれにあたりますが、今回読んだこの短編集は、出てくるものすべてが美味しそうで、読んでいてたまりませんでした。

    石持 浅海さんの『Rのつく月には気をつけよう』です。

      (『Rのつく月には気をつけよう』表紙)

     
    主人公は、湯浅夏美。
    お酒の銘柄などには詳しくはないけれど、ものすごいザル。「一升瓶を一気飲みできる」というキャッチコピーを付けられてしまうくらいの酒豪です。
    そして、もちろん、その友人たちも飲めて当たり前。社会人になってからも、大学時代からの飲み仲間長江高明と熊井渚と、不定期に飲み会をセッティングしています。

    お話は、その飲み会に参加したゲストたちの恋愛話にまつわるちょっとした謎解きです。しかも、美味しいお酒に美味しい肴付き。
    その内容は、

    • 牡蠣のアブナイ話「Rのつく月には気をつけよう」
    • 恋人との喧嘩の原因は、ビールのつまみのチキンラーメン「夢のかけら 麺のかけら」
    • チーズフォンデュとバレンタインの苦い思い出「火傷をしないように」
    • 失敗作の豚の角煮に込められた意味は?「のんびりと時間をかけて」
    • ぎんなんでマリッジブルー「身体によくても、ほどほどに」
    • 海老アレルギーで浮気疑惑「悪魔のキス」
    • 人間燻製の思い出は特別「煙は美人の方へ」

    の7つのお話からなる連作短編集。
    それぞれのお話に出てくる料理が美味しそうなのはもちろん、飲めない体質の自分を呪ってしまいたくなるくらい、料理に合わせてセレクトされたお酒が美味しそうです。
    そして、ちょっとした謎解き。
    軽~く・サラリと読める点も良かったデス。
      

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      『Rのつく月には気をつけよう』

    Note outline

    湯浅夏美と長江高明、熊井渚の3人は大学時代からの呑み仲間。毎回誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。酔いもまわり口が軽くなったところで盛り上がるのはなんといっても恋愛話で―(帯より)。

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    2008年1月31日

    『シンデレラ・ティース』

    最近、ミステリーの連作短編集で当たりが多くて、かなりご機嫌です!
    今回の大当たりは、コレ(↓)。

     (『シンデレラ・ティース』表紙)

    大学生のサキが、お母さんの策略で大嫌いな歯医者の受付でバイトをするハメになることから物語がスタート。
    そのバイトは期間限定で夏休みだけですが、叔父・唯史さんが勤めているところでもあるということで、断るきっかけを逃して働き始めます。
    そして、そこで歯医者嫌いの認識が変わっていくようなできごとが起こります。
    その内容は、

    • 苦悩が深くて歯医者さんをダシにする「シンデレラ・ティース」
    • 悪気ない一言がきっかけでマイナス思考「ファントムVS.ファントム」
    • ナンパにご用心「オランダ人のお買い物」
    • 恋する乙女心が揺れに揺れる「遊園地のお姫様」
    • 心配ご無用「フレッチャーさんからの伝言」

    の5つ。
    一人称での物語りなので、読み始めはちょっとキツイと感じましたが、主人公サキがバイトを始めてからは、ぐぐっと物語に引き込まれていきます。

    歯医者さんって、あの独特の音と治療中の痛みから嫌いな人って大多数だと思うけど、この本を読むと、ちょっと認識が変わるかも・・・・・。
    そんな気がするくらい良い歯医者のスタッフたちと、素直で前向きで一所懸命なサキちゃんが素敵です。
      

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      『シンデレラ・ティース』

    Note outline

    サキは大学二年生。歯医者が大嫌いなのに、なぜかデンタルクリニックで受付アルバイトをすることになって…。個性豊かなクリニックのスタッフと、訪れる患者さんがそれぞれに抱えている、小さいけれど大切な秘密。都心のオフィス・ビルの一室で、サキの忘れられない夏がはじまる(帯より)。

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    2008年2月 4日

    『駅神』

    まったく見ず知らずの人に、これからの自分の運勢を伝えられたらどうしますか?
    しかも、とびきり良くない運勢を・・・・です。

      (『駅神』表紙) 

    このお話は、運悪く、会社の業務命令で海外出張を言い渡された男性が、気が進まない気持ちで成田空港へ向う途中、乗換駅で<易>をする老人に占ってもらうことから始ります。
    そして当然ですが、そのとこで、気の進まない出張がさらに嫌になり、心がどんどん沈んで行きます。
    グルグル、グルグル考えた上で、その男性は飛行機出発直前に慌てて降りましたが、その後、なんとその飛行機が炎上。

    もしも、そのまま飛行機に乗っていたら・・・・?

    と考えると、すごく恐ろしいことです。
    そして、その助かった男性が、老人の<易>のおかげで助かったとマスコミの取材で答えたから、さあ大変。
    通称・ヨンバンセンと言われる、その<易>をする老人目当ての人が駅に押しかけてきます。
    でも。
    そのご老人。いつ現れるか判らない上、必ず占ってもらえるとも限らないという変わった占い師なのです。

    そんな中で、学生の章平はご老人に占ってもらえますが、その結果に納得できず、たまたま出逢った<易>をする人々に相談に乗ってもらうことに。
    そして、そこからが物語の本当の始まりです。
    その内容は、

    • 章平が占ってもらったお話「尋ね人」
    • 幽霊に取り付かれた女の子のお話「遊魂」
    • 夢の中で嫁取りするお話「八卦仙」
    • 同じ対象を占ってもらったのに結果はふたつ「相性」 

    の4編。
    あまり馴染みない<易>という占いを軸にしたお話が、一風変わって面白かったです。
      

    Note book information

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      『駅神』

    Note outline

    雨の日、気まぐれに駅のホームに現われて易を立てるという謎の老人。ふとした偶然からその存在が知られることになり、彼の助言をもとめて駅を訪れる人々。易とは何なのか?その結果によって悩める人々は救われるのか?東京の下町を舞台に、人々の想いが絡みあい綾をなす異色の人情ミステリ(帯より)。

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    2008年2月 8日

    『求めない』

    さて先日、

    「この本良いよ~」

    という話を聞いて、さっそく図書館に予約を入れましたが、長い予約待ちの末ようやく我が家にやってきました。
    それは、コレ(↓)です。 

     『求めない』 』表紙)

    ひたすら「求めない」ことを綴った詩集です。

    読んでみて「良い」という感想も「良くない」という感想も持ちませんでした。
    多分、ここで言う「求めない」というスタンスを取るためには、きちんとした土台がないと難しいと思うから・・・・・・・。

    さらに、素直にストンと読むか、思いっきり深読みして読むかは、きっとその人次第だし、このことばをプラスに取るか、マイナスと取るかも、その人次第。
    私は、ついついこの本を読んで、色々と考え込んでしまいました。
    特に働いていた頃のことを思い出し、自分がそのことを考え込んでいることに気づいた瞬間、もっと素直に、何も考えずに読めばよかったと、ほんのちょっぴり後悔・・・・・・。

    なんにせよ、

    あぁ。
    きっと人生って、過ぎたるは猶及ばざるが如し。ほどほどが一番なんだろうな。

    って、思った本です。
     

    Note book information

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      『求めない』

    Note outline

    求めない─すると、何かが変わる。
    迷った時、苦しくなった時、自分にささやいてみる。「求めない」と。信州・伊那谷に暮らす詩人からあなたへ。全てが「求めない」ではじまる心に響くことばの贈り物。
    ほんの3分でも求めないでいてごらん。
    不思議なことが起こるから─(サイトの本書説明より)。

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    2008年2月12日

    『ハルさん』

    久々に大泣きしてしまった本です。

     (『ハルさん』表紙)

    タイトルのハルさんは、一人娘・ふうちゃんのお父さん。
    人形作家という職業で、ちょっと普通のお父さんとは違います。

    さて、物語は、ハルちゃんの娘・ふうちゃんの結婚式当日の朝、他界した奥さんの墓前へ「行って来ます」の挨拶をするところから始ります。
    そして、会場に着くまでのタクシーの中で、ふと、幼いころの娘のことを思い出すハルさん。
    その後も次から次へと尽きない思い出があふれてきます。
    そして、その思い出は、ふうちゃんの周りで起こるちょっとした事件の記憶でもあります。

    • 幼稚園のふうちゃんが探偵になる「消えた卵焼き事件」
    • 小学校のふうちゃんが行方不明になる「夏休みの失踪」
    • 多感なお年頃。中学生のふうちゃん「涙の理由」
    • ちょっとロマンチックなクリスマスのお話「サンタが指輪を持ってくる」
    • すりかえられた人形の謎「人形の家」

    幼稚園、小学校、中学校、高校生、大学生と年を追い、そして今、ふうちゃんはハルさんの手を離れて、愛する人と新しい一歩を踏み出そうとしています。
    でも、仕事の都合で、結婚式の当日まで会うことができなかった、ふうちゃんの結婚相手に対してハルさんは、

    「ふうちゃんは何故この人を選んだのか?」

    とグルグル考えてしまいます。
    そして、式の最後に、その理由を知るハルさん。
    ここで、おもわず自分の結婚式の時のことや、昨年結婚した妹のこと、それから自分が小さかった頃や自分を育ててくれた親のことなど、とにかく色々なことを思い、涙が止まらなくなってしまいました。

    小さな謎が5つ。
    そして、男手ひとつで娘を育ててきたお父さんにとっての大きな謎がひとつ。 
    心がふんわり温まる物語です。
     

    Note book information

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      ハルさん

    Note outline

    (瑠璃子さん…今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて…)ふうちゃんの結婚式の日、お父さんのハルさんは思い出す、娘の成長を柔らかく彩った五つの謎を。幼稚園児のふうちゃんが遭遇した卵焼き消失事件、小学生のふうちゃんが起こした意外な騒動…。心底困り果てたハルさんのためにいつも謎を解き明かしてくれるのは、天国にいる奥さんの瑠璃子さんだった。
    児童文学の新鋭が、頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴った快作。(カバー折り返し部分より)。

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    2008年2月13日

    ブルーベリーの本

    なにげな~く立ち寄った本屋さんで、ふと「ちょうど欲しかった本」があったりすると、「よしっ」とガッツポーズしたくなります。

    今回見つけた本は、まさにまさしくソレ。

     ブルーベリー(NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月)

    ブルーベリーを栽培するための1年間の作業や注意点が、判りやすくまとめられているので、去年から始めたばかりの新米クンの私には、ピッタリです。
    何が見やすいって、

    • 年間通しての作業の表はもちろんのこと、月ごとの作業が書かれている点
    • 庭植えと鉢植え、どちらともの作業の仕方も書かれている点
    • 植えてからの年数によっての作業も絵や写真、図入りで判りやすく説明されている点
    • 本が大きくも分厚くもないので、サッと取り出して見やすい点

    などなど、色々と良い点がテンコ盛りです。 

    なので。
    色々な作業が待っているこれからという時期に、この本を見つけることができて本当に良かった
     

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      『ブルーベリー(NHK趣味の園芸)』

    Note outline

    ドウダンツツジに似たかわいらしい花、からだによいといわれる注目の果実、秋の紅葉などブルーベリーは1年を通して楽しめる人気の果樹です。いろいろな品種とその特徴、作業と管理、株のふやし方を紹介します(背表紙より)。

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    2008年3月 2日

    『厨房ガール』

    先日、『Rのつく月には気をつけよう』を読んで以来、料理関係のミステリィを読む機会が増えました。
    もちろん、「Amazon.co.jp通信サイト」から関連する本の紹介を手繰りよせて、図書館に予約をたっぷりと入れています。

    さて、そんな中で今回読んだものは、料理学校を舞台にした連作短編集です。

     (『厨房ガール!』表紙)

    ちょっと絵がアヤシイですが、その内容は、

    • 美しさはトマトの酸味がポイント「珊瑚礁コンソメ」
    • 初めはOK。あとからズッシリ「重量級パスタ」
    • 万国共通ではありません「塩辛ソルト」
    • 確かに美味しいのに、何かがおかしい?「間違いレストラン」
    • 実地研修なのに、何故かホールスタッフに「お怒りシェフ」
    • 天麩羅の最適温度は何度?「揚げ揚げキッチン」
    • 落ちこぼれ大ピンチ「幽霊カラメリゼ」

    と、7つの料理にちなんだお話に絡んでいるミステリィです。
    フランス料理を基本にした学校が舞台なので、ちょっぴり料理の手順など、説明クサイ点と、帯の解説にある「ヒミツ」の件が、そんなにヒミツになっていない点が気になりますが、それらを差し引いても、トントンと読むことができるくらいに、楽しい1冊でした
     
      

    Note book information

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      『厨房ガール』

    Note outline

    数多くの名シェフを生み続ける名門料理学院SWAT。超落ちこぼれ生徒の理恵には、二つのヒミツがあった。合気道の達人であること、そして、元警察官であること―。名門料理学院に次々とわきあがる、謎の数々。推理ならお任せ?元警察官の理恵と仲間たちが、事件に立ち向かう(帯より)。

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    2008年3月 5日

    『人柱はミイラと出会う』

    今まで読んだことのあるパラレルワールドのお話って、選択がダメだったのか変なのが多くて、あまり好きになれませんでしたが、今回読んだこの本は別。

     (『人柱はミイラと出会う』表紙) 

    アメリカからの留学生のリリー・メイスが、日本に来て初めて知る「人柱」という職業。
    たまたまステイ先の一木慶子の従兄・東郷直海がその職についていることから、その日本の風習を詳しく知ることになるというお話です。

    その内容は、

    • 立派な職業人柱。その職場で殺人?「人柱はミイラと出会う」
    • 議会で陰謀「黒衣は議場から消える」
    • ハデな生活には裏がある「お歯黒は独身に似合わない」
    • 常識を逆手にとって「厄年は怪我に注意」
    • 鷹も警察の一員「鷹は大空に舞う」
    • ダンボール一杯に込めたメッセージ「ミョウガは心に効くクスリ」
    • このお金は一体何?「参勤交代は知事の務め」

    と、7つのお話からなるミステリィの連作短編集です。

    人柱という古来の悪しき風習を、職業としてしまうそのアイデアが面白い。日本の古来の風習のアレンジがお見事です!
    だからか、「人柱」が立派な職業のひとつなんて、ものすごーく変な世界ですが、結構違和感なく読めてしまいました。
      

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      『人柱はミイラと出会う』

    Note outline

    留学生リリー・メイスは、日本で不思議な風習を目にした。建築物を造る際、安全を祈念して人間を生きたまま閉じ込めるというのだ。彼ら「人柱」は、工事が終わるまで中でじっと過ごし、終われば出てきてまた別の場所にこもる。ところが、工事が終わって中に入ってみると、そこにはミイラが横たわっていた。黒衣、お歯黒、参勤交代―。パラレルワールドの日本で展開する、奇っ怪な風習と事件の真相とは(帯より)。

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    2008年3月 7日

    『夜は短し歩けよ乙女』

    移動図書館を知ってから、いの一番に予約を入れていた本。
    それがコレ(↓)。

     (『夜は短し歩けよ乙女』表紙)

    ようやく手元に届きました。
    さて、読んだ感想はといいますと・・・・・・。 

    なんというか、

    すっごく摩訶不思議な感覚の世界

    でございました。
    それしか感想がでてこない・・・・・・・sweat02
    あと、

    こんな男性につきまとわれたくない・・・・・

    という感想もアリ。
    「一歩間違えば」どころではなく、「完全なストーカー小説かも」って、思ったのは私だけでしょうか。

    とはいえ、このストーカー「先輩」の行動力があってこそ、楽しくも摩訶不思議な京都の街を満喫できるのです。
    もちろん、「先輩」が恋する相手「黒髪の乙女」の強烈なキャラクターが、さらに輪をかけて、このお話を摩訶不思議にしているのは言うまでもナシ。

    でも、タイトルのように、夜の京都の街を歩き倒すのかと思いつつ読みましたが、そうではなかった点が、ちょっぴり拍子抜けしてしまいました。
    「夜」と「歩け」というタイトルから『夜のピクニック』のように夜中歩いて、いろいろなことがあると思っていたので、

    「思い込みってコワイ」

    と再認識した本でもアリ。

    とにかく。
    この本を読むときは、細かいことを何も考えず、いちいちツッコミを入れず、サラーッと読むことをオススメしますhappy01 
     

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       『夜は短し歩けよ乙女』

    Note outline

    私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。たま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都(帯より)。

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    2008年3月31日

    『インディゴの夜』

    久々に、

    「うわ~。ヤラレタ!」

    と思った本に遭遇。
    全然期待して読み始めたわけじゃない本の場合で、面白かった場合、そのような感想になってしまいますが、それがコレ(↓)。

     (『インディゴの夜』表紙) 

    4つの短編からなる連作ミステリーで、舞台はホストクラブ。
    そして、その内容は、

    • 常連客の死で、トップに殺人容疑がかかる「インディゴの夜」
    • 知人の娘が少女誘拐事件に巻き込まれる「原色の娘」
    • 区長選に絡んだ恐喝事件の「センター街NPボーイズ」
    • 夜の街のディープな話「夜を駆る者」

    と、内容をピックアップすると、かなりダークなお話で詰まっています。
    最近、ほぼHAPPYな話ばかり読んでいた頭には、ホストの世界も、夜の世界の話も、暴力的な話もちょっとキツイはずなのですが、キャラクターが良いのとテンポ良い話の展開のおかげか、

    「おもしろかった!」

    の一言につき、全然問題なくすんなり読んでしまいました。
    そして、主人公でホストクラブのオーナー・晶のサバサバした性格と、彼女を囲む個性豊かなホストたちの行動力抜群な頼もしさに読了は、意外にもサッパリ。
    続きがあるので、読むのが非常に楽しみですnote
      

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       『インディゴの夜』

    Note outline

    「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」―すべては女性ライター・高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした何気ない一言から始まった。謎めいた美形の敏腕マネージャー・憂夜の助力を得て、二人は一風変わったホストクラブ“club indigo”を渋谷の片隅に開いたが、順調な経営とはうらはらに常連の客が殺され、店のナンバーワンに疑いがかかる。晶は個性豊かなホストの面々とともににわか探偵団を結成、真犯人捜しに奔走する!第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。
    スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場(カバー中折より)。

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    2008年4月11日

    『海がくる』

    ずーっとずっと前のことですが、星新一さんのお話を読んで、ものすごく怖い思いをしたことがあります。
    何のタイトルのお話かはすっかり忘れてしまいましたが、「怖い」という感想だけが心に残っていて、それ以来、彼の小説は一度も読んだことがありませんでした。

    ああ。なのに、久々に短いお話で、「怖い」と思う本に出会ってしまいました。

      (『海がくる』表紙)

    絵本です。 
    <星新一ショートショートコンテスト最優秀作>の作品を絵本化したものだそうです。

    タイトル通り、「海がくる」という話です。
    静かに。ゆっくりと。でも確実に、遠い所から自分の住む所まで海が近づいてくるということが、淡々とした文章で綴られています。
    家も団地も公園も何もかもが、一夜にして海になる。
    なのに、誰もパニックになっていない。まして、その海になった場所に住んでいた人々が逃げ出したという形跡もなし。

    頭の中で、読んだ場面がリアルに映像化されてしまうから、街が静かに海になっていく様子が、本当に怖かったです。
    なのに、結末を知るために最後まで読んでしまって、余計に怖かった・・・・・。
    小学校低学年からの絵本だそうですが、こんな本をその頃に読んでいたら、絶対にトラウマになっていそうと思った本です。
      

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        『海がくる』

    Note outline

    海がくる。しずかにしずかに海がやってくる。それなのにだれもにげようとはしなかった。第5回星新一ショートショートコンテスト最優秀作、待望の絵本化(本の説明文より)。

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    2008年4月27日

    『夢をかなえるゾウ』

    いやはや。
    この本(↓)、大笑いしながら読んでしまいました。

     (『夢をかなえるゾウ』表紙)

    要約すると、自分を変えたいけれど、なかなか変えることができずに悩むダメダメ君と「えっと、あなた。本当に神様?」って、疑いたくなるような神様のお話です。
    神様の名前は、ガネーシャ。インドの神様でゾウです。
    そして、昔の人から今現在活躍する人まで、色々な人を引き合いに出しつつ、本当にちょっとした身近な生活習慣や自分のことを変えていくという課題を一日ひとつ、ダメダメ君にあたえます。
    神様のその課題を懐疑しつつも実行し、それを結構生真面目に報告する主人公が、なかなか素直でかわいいです。

    神様が出てくるし、ある意味、分類はファンタジー?しかも、ちょっぴりお笑い系?
    でも。
    自分を変えたいと思いつつも変えれない人はもちろん。サクセスストーリー本やビジネス書などを読み出したのに、読み通すことができなかった人など、この本はきっとオススメだと思います。
    そういう意味では、やっぱり成功本かも。
    なにしろ、これを読んだあと、さらに色々読みたいと思った場合は、巻末に参考文献が豊富にアリだし。

    もちろん、成功本なんて別に読まなくたって良いって人も、そのヘンな神様ガネーシャとダメダメ君とのやりとりを、楽しんで読めると思います。
     

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     『夢をかなえるゾウ』

    Note outline

    2008年、テレビドラマ化決定!ヘンな神様「ガネーシャ」ファンが急増中!「お前なぁ、このままやと2000%成功できへんで」ダメダメ僕の目の前に突然現れた“ガネーシャ”。ゾウの姿をして関西弁を喋る、とてつもなくうさん臭い神様の教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と感動の自己改革【笑】説! (サイト説明文より)。

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    2008年5月 9日

    『タルト・タタンの夢』

    以前、ヨーロッパをフラフラしている途中の南フランスで、フランス料理を食べましたが、日本で食べるような堅苦しいような雰囲気は全然なくて、すっごく気軽に食べることができた上、とっても美味しかった思い出があります。
    今日読んだこの本は、その時の味を思い出させてくれました。

     (『タルト・タタンの夢』表紙)

    舞台は、下町の片隅にある小さなビストロで、お店の名前は「ビストロ・パ・マル」。
    そこの従業員は、そのお店で起こるちょっとした事件を解決する、無口なシェフの三舟さん。その三舟さんの無口さをカバーするかのごとく愛想の良い料理人の志村さんとソムリエの金子さん。そして、物語の語り役で、ギャルソンの高築くんの4人です。
    そして、もちろん。どのお話にも、すっごく美味しそうな料理の数々が出てきますが、その内容は、

    • 憧れを取り戻すためのお料理「タルト・タタンの夢
    • 人生が変わるような一品「ロニョン・ド・ヴォーの決意
    • 消えた人形はどこへ?「ガレット・デ・ロワの秘密
    • 人の話は真剣に聞きましょう「オッソ・イラティをめぐる不和」
    • ないはずのお酒で泥酔事件「理不尽な酔っぱらい」
    • 恋人の作った最低の料理の意味は?「ぬけがらのカスレ」
    • 素数の詰め合わせチョコレートの意味「割り切れないチョコレート 」

    の7つです。
    料理を作った人の気持ちや想いも語られていて、読みながら、

    「作ってもらったものは、美味しく頂くべし!」

    と改めて感じた本でもあります。 

    ちなみに、気に入ったお話は、一番最後の「割り切れないチョコレート 」。
    タイトル通り、チョコレートにまつわるお話ですが、「詰め合わせの個数が奇数で、割り切れない数にしているのはどうしてか?」という小さな謎と、切なくも割り切れない気持ちを掛け合わせてあって、読んでホロリときました。
       

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      『タルト・タタンの夢』
     

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    カウンター七席、テーブル五つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルのシェフは、十年以上もフランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修行してきたという変わり者。無精髭をはやし、長い髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんなシェフが、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。定連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか?甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は?フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか…(カバー中折より)。

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    2008年5月15日

    声も出ない恐怖を思い出す本

    思い返せば昨年の一月は、オットにとっては最悪の一月でした。
    普通は、とっても楽しいと思える「東京ディズニーリゾートへの旅」が、タワー・オブ・テラーというアトラクションのひとつのせいで、恐怖のテーマパークへと早変わり。
    一番最初に選んだアトラクションの選択ミスが、思わぬトラウマを作ってしまったようです。

    さて本日。
    オットの恐怖体験を思い出させるような本を発見。

     (『マダム小林の優雅な生活』表紙)

    タイトルだけ聞いていると、とてもではないけれど、そんな恐怖体験が甦る気配など、まったくナシ!
    でも、エッセイの内容、

    • 真実のお気楽ライフ
    • 流行遅れ
    • 夜のお供
    • 指まで接着地獄
    • サザエさんとオザケンはえらい
    • オトサン
    • 汚い話
    • 趣味の園芸
    • 函館の女
    • かぞえの三十三
    • 怒りの餃子
    • 長編読み物・心のアウトドア派(1・2)
    • とりあえずネイティブへの道

    の中の、最後から2つめ。
    「長編読み物・心のアウトドア派(1・2)」が、問題のお話でした。
    小林夫妻がカナダへと旅行に行った時の話ですが、自称アウトドア派という夫のことばに疑惑を抱いた、マダム小林が夫に「ラフティングをしよう!」と提案したことから、夫が大変な目に合うというものです。

    カナダの大自然の中、激流を下りつつ「ギャー!」だの「アレー!」だの「オー!」と、皆で絶叫しつつの右往左往の大騒ぎをしている中、なんと夫の声だけが聴こえない

    という下りを読んで、ハッと記憶がプレイバック。
    続く、

    固まったまま夫は声さえ出していなかった。いや、出せなかったのかもしれない。あまりの恐怖で。

    と読み進め、

    「そうそう!私もあの日、人が怖いときって、声が出ないってコト初めてしったわ~」

    と、のんきに思い出す私に、オットが横で

    「あの時は、本当に死ぬかと思った」

    とボソリと呟いています。

    優雅なタイトルの本で、よもやそんなオットにとっては忘れたくても、忘れられないような恐怖体験を思い出すことになろうとは・・・・・・・。
    しかも、本の内容は、優雅というよりもマダム小林の面白い体験談満載だったので、ちょっぴり意外な感じの読了でございました。
      

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      『マダム小林の優雅な生活』
     

    Note outline

    結婚生活も三年目に突入したマダム小林。家事全般をひきうけながらも、一歩外に出れば女優という職業婦人である。そんなマダム小林、ある時はロケ先であわや突然死事件を起こし、ある時はストーカー銀行員と対決し、またある時は、愛するオットとカナダで激流に呑み込まれる…。慎ましやかだけど、なぜだか笑える事件続出のマダム人生(帯より)。

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    2008年6月 6日

    『ライディング・ロケット』

    最近、宇宙の話題が出ていますが、タイムリーにも

     (『ライディング・ロケット(上)』表紙)

    という、あまりお上品とはいえない元・宇宙飛行士の書いた本を読みました。
    上下巻で、読み応えはバッチリ。
    何よりも、NASAの職員や宇宙飛行士にインタヴューした人やその他の人が書いたものではなく、実際に宇宙へ行った人が書いた本だから、赤裸々に綴られたその出来事の数々は迫真です。

    さて物語は、作者のマイクが、宇宙飛行士になりたくて、その募集にチャレンジするところから物語りは始りますが、最初は、「宇宙飛行士候補者」というなんとも頼りない位置からスタートしています。
    さらに、その状態で無為に時間がすぎること数年。
    その間の焦燥感やら、やっと宇宙へ行くことが決定したのに、2度の延期などなどの波乱万丈、さらに、宇宙へ行くことで家族にかける多大な心理的負担のことや、万が一何かあった時のことなど。
    そして、衝撃的な出来事だったチャレンジャーやコロンビアの事故のことや、シャトルの危険性に触れ、事故に至るまでの不安なできごとや一向に改善されない危険な設計上の欠陥、上層部の思惑など憤りを感じずにはいられないことなどなど、詳細に書かれています。

    それでも、宇宙へ行った時の、そこから見る地球の美しさについての章を読んでいると、あまりにも美しい景色の描写の連続にウットリ。
    読んでいるだけでも、「見てみたい!」と思うくらいなので、実際に見た著者にすれば、例え命がけのフライトになっても、「もう一度見たい」と思うのも納得です。

    辛い出来事も良い出来事もすべて、実直に語られたNASA飛行士の物語。
    久々のノン・フィクションでしたが、一気に読めてしまえる上下巻でした。
     

    Note book information

    文中の本の詳細については、本のタイトルをクリックして下さい。
    「紀伊國屋書店」サイトへご案内します。 
     
      ライディング・ロケット(上)
      ライディング・ロケット(下)
     

    Note outline

    「あなたって豚ね、ミュレイン」軍隊じこみのユーモアセンスは、女性宇宙飛行士たちの大ブーイング。―スプートニクで宇宙に憧れ、夢を実現した著者が、スペースシャトル創成期の日常を生きいきと描く(上巻帯より)。

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    2008年6月11日

    『別冊図書館戦争1』

    本日、軍隊モノの本だけど、内容はすっごくベタ甘なラブストーリィという有川浩さんの本の最新刊、

     (『別冊図書館戦争1』表紙)

    を読んで、 

    「いや~!もうっ!甘すぎ~」

    と叫びつつ、喜んでしまいました。
    もー。
    何がうれしいかというと、

    と、図書館を舞台にした物語の最終巻『図書館革命』の中で、

    「えっ!?何故ここで話が飛ぶっ?何故省略されるのーっ!」 

    と個人的に叫んでしまった部分が、書かれているからです。
    その飛んだ部分というのは、主人公郁とその想い人堂上教官が、4冊目にしてようやくカップルとなった後、そして結婚に至るまでの期間のこと。

    その内容は、

    • さらに増える物騒な異名「明日はときどき血の雨が降るでしょう」
    • お正月に彼氏の家へ緊急呼び出し「一番欲しいものはなんですか?」
    • 26歳純粋培養乙女・茨城県産の悩み「触りたい・触れられたい二月」
    • 情緒がなくて当たった罰?「こらえる声」
    • 紆余曲折の末に「シアワセになりましょう」

    と、ちょっとした図書館の問題も絡めつつ、5つのお話からなっています。
    もちろん。
    それぞれのお話のなかで、郁と堂上はものすごーくラブラブ。
    郁のことが好きで、大切で、愛おしく思う堂上の気持ちがストレートに伝わってくるし、そんな堂上を慕う郁が、すっごく可愛いのです。
    そんな二人の様子を読んでいると、本当に幸せな気持ちになれます。 

    とっても甘いラブストーリィが大好きな人には、絶対のオススメですnote
      

    Note book information

    文中の本の詳細については、本のタイトルをクリックして下さい。
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      別冊図書館戦争1

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    『図書館戦争』スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート! (サイト説明文より)。

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    2008年6月23日

    『東京バンドワゴン』

    ウチのようなマンション暮らしでは、絶対にお目にかかれない4世代同居の家族のお話(↓)、

     (『東京バンドワゴン』表紙)

    は、とってもLOVEな物語でした。

    タイトルにもなっている「東京バンドワゴン」とは、その家族が営んでいる古本屋さんの屋号です。
    で、その古本屋さんを舞台に起こる色々な問題を、家族8人家族が一致団結、もしくはお父さんのLOVEで解決していきます。
    ちなみに家族構成は、店主でちょっと頑固な江戸っ子のお祖父ちゃん。そして、「LOVE」を何よりも大切にしているお父さん。その子ども達で、個性的な面々の藍子、紺、青の三人と紺のお嫁さん。それから藍子と紺のそれぞれの子どもひとりずつ合計8人で、とってもにぎやかに暮らしています。
    そして、なんと言っても、結構いろいろワケありでも、おおらかに受け入れているところが、この家族のすばらしいところです。

    話の内容は、

    • 一歩間違えると変質者「春―百科事典はなぜ消える」
    • 青の押しかけフィアンセのお話「夏―お嫁さんはなぜ泣くの」
    • 古書にまつわる事件3連発「秋―犬とネズミとブローチと」
    • ひと目晴れ姿を・・・・「冬―愛こそすべて 」

    と4つのお話からなっていますが、それぞれのお話の中にも、いくつかの小さな謎が絡まりあっていたりして、それが解かれていく面白さあり、家族を一番大事にするという愛がぎっしりありで、読み応え十分。

    特に、最後のお話「冬―愛こそすべて 」では、子ども側からすると身勝手な母親なんだけど、そんな彼女の願いを叶えようとするお父さんのLOVEに、読んでいてホロリとしたりします。

    一番大切なのは、やっぱり愛!
    家族愛をたっぷり感じたい時に読むにはバッチリな本です。