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『永遠の途中』

女の戦いと友情の話。
なのかな・・・・・って、読み終わって思ったのが、唯川さんのこの本。

(『永遠の途中』表紙)

広告代理店に勤める乃梨子と薫は性格は正反対だけど、同期でまぁまぁ仲良くやっているという、いたって設定はありがちなパターンです。
そして、お決まりの、

同じ男性に惹かれたことから、ふたりの進む道は対極へ・・・。

となります。
積極的に彼にアプローチした薫は、見事彼のハートを射止めてゴールイン。寿退職をします。一方、乃梨子は仕事一直線への道へ進みます。
そして、27歳から還暦60歳まで、それぞれお互いの人生の節目で起こる事件を絡めながら話は進み、自分の幸せに自信が持てず相手を羨んだりして、とうとうお互いの立場の違いから電話で大喧嘩までします。

隣の芝生が青く見えたり、もしもこっちの人生を歩んでいたら・・・・って、仮定の話は、無意味だと判っていても、ふと考えてしまって、それに囚われる。
せっかく一度しかない人生なのに、そんなことに囚われることは、とっても不幸なことです。
簡単な打開策は、隣を羨まず、どうすれば自分にとって一番良いか色々考えて手を打てば良いだけのことなのです。
決して、誰かと自分を比較せずに、自分の気持ちをいつもプラス思考にするだけで、人生薔薇色なのですが、そんな簡単なことが、一番難しいのかもしれません。

結局その後、薫の娘が乃梨子の会社に就職することがきっかけで、2人は、また食事に行く仲に戻ります。
そして、長い時間がたったからか、お互いがお互いを羨んでいた話をしますが、この瞬間。ここからが、本当の友情のはじまりなのかもしれません。

「女性の友情って、複雑だなぁ~」

と、しみじみ思った本でした。
   

Note book information

文中の本の詳細については、本のタイトルをクリックして下さい。
「紀伊國屋書店」サイトへご案内します。 
 
   『永遠の途中』

Note outline

どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろう。あなたのつぶやきは、誰に届くの?直木賞作家・唯川恵、待望の最新作!長編小説(帯より)。

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