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『青い鳥』

大学生活の中でしたいと思ったことは、たくさんあります。
その道を選択するか、選択しないかは別として、教員免許を取得したのも、したいこのとひとつでした。
そして、限りある時間の中で、教員免許を習得するための授業を受け、教育実習のため母校へ行き、教壇に立って初めて、

先生って、すごい。

と、心から思いました。
40人の生徒を前にして、初めて[教師]という職業の重さを知り、生半な気持ちでなることは、けっしてできないと思いました。

だから、この本を読んだとき、涙が止まりませんでした。
かつて中学生だった自分の気持ちは、もちろん良く判っているし、教師にならなかったけど、少しは教師側の気持ちや事情も判るようになった今だからこそ、余計に切なさが増すのかもしれません。

 『青い鳥』表紙) 

この本には、

  • ハンカチ
  • ひむりーる独唱
  • おまもり
  • 青い鳥
  • 静かな楽隊
  • 拝啓ねずみ大王さま
  • 進路は北へ
  • カッコウの卵

と、8つの話が綴られています。

最後の「カッコウの卵」以外のお話の主人公は、中学生。それぞれが、心の中に色々抱え込んでいて、そんな時に、村内先生がやってきます。
大切なことを伝えるためにやってきて、それを伝えることができればいなくなってしまう先生に、

「もう大丈夫。次へ行かなくても良いです」

そういう時がくるようにと、心から祈りたくなります。
何故なら、最後の話「カッコウの卵」は、中学時代に村内先生と出逢った主人公が、成長して、後に村内先生と再会するお話なのですが、この時点でも学校の中は、昔と変わらず、村内先生を必要とする生徒が大勢いるからです。

大切なものは何かを知るために。または、大切な何かに気づくために。大切なことだからこそ、ちゃんと声にして伝えることができるように。
大人も子どもも、すべての人に読んで欲しいと思った本です。 
 

Note book information

文中の本の詳細については、本のタイトルをクリックして下さい。
「紀伊國屋書店」サイトへご案内します。 
 
 『青い鳥』

Note outline

村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。でも、先生は、授業よりもたいせつなことを教えてくれる。いじめ、自殺、学級崩壊、児童虐待…すべての孤独な魂にそっと寄り添う感動作(帯より)。

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